海外のグループなら 「シャカタク」 「シーウインド」 「フルーツケーキ」
日本のグループなら 「カシオペア」 「ネイティブサン」 「松岡直也&ウィッシング」
正式なグループ名はなかったが 「渡辺貞夫」 「日野皓正」 「益田幹夫」 も聴いていた。
日本人ギタリストに限定すれば、4人のリーダーアルバムは追いかけた。
「渡辺香津美」 清流のように透明だ。
「高中正義」 常夏といえばタカナカ。
「鳥山雄二」 スマートで都会的だ。
「増尾好秋」 粗さの中に繊細さが光る。
当時、僕が感じた 「サウンドタイプ」 (個性) であり、当然良し悪しではない。
中でも一番聴いていたのが 「増尾好秋」 だった。
それまで、日本のジャズギターは、主役の楽器としては、地味な位置にあったと思う。
海外の「ラリー・カールトン」 「リー・リトナー」 がギターブームのさきがけとなり、ジャズ以外の音楽と積極的に融合したことにおいて、ギターがスターダムに伸し上がった。
そんな、ステージ中央でピンスポを浴びながら、ギターを弾きまくる姿に若者達は魅了された。
僕が最初に聴いたジャズギターは 「ジョー・パス」 「ケニー・バレル」 あぁ、記憶は定かじゃない。
その時の印象は、シンプルでスマート、都会的な感覚に満ち溢れて、泥臭くなかった気がした。
そんな反動もあったので、弦を切るぐらいのダイナミックさに、惹かれていたんだと思う。
あの頃の 「ギター小僧」 と呼ばれた若者たちは、今は何を聴いているんだろうね。
【Jazz & Musicの最新記事】
- Chick Corea (P) 3
- Chick Corea (P) 2
- Johnny Griffin (TS)
- Spanish Key
- Birth Of The Cool
- Jazz Talk Vol.108
- Jazz Talk Vol.107
- Jazz Talk Vol.106
- Jazz Talk Vol.105
- Jazz Talk Vol.104
- Steps Ahead
- Eric Miyashiro (TP)
- Junko Yagami (Vo) 4
- Jazz Talk Vol.103
- Ron Carter (B)
- Jazz Talk Vol.102
- Nobuyuki Tsujii (P)
- Jazz Talk Vol.101
- Jazz Talk Vol.100
- Jazz Talk Vol.99