2013年04月09日

サイレント

ジャケットの内ポケットから、読みかけの文庫本を取り出し、ホテルのロビーでコーヒーを飲んでいた。

隣の二人席には、30代半ばぐらいの男女が対面で座っていた。
別段、興味を引かれる二人ではないが、時間的にどんな関係なのだろうか。
しかし、途中から「あれっ?」て思わせたのが、対面で向き合っているのに全く会話がない。
横目でチラッと様子を見ると、二人とも下を向きながら、終始スマホだけをいじって過ごしている。
僕がスマホを避けたいと思うのがこれなんだ。

ひとりのときならいいが、対面に相手がいるとき、こういう「関せず態度」を取られると少し残念だよね。
いちいち口ははさまないけど、相手からされたくない態度のひとつであろう。
それが異性であれば、なおさらだと思うけど。

その昔、喫茶店でデートした頃、話す内容はどうあれ、誠実に会話をしようとはした。
話さないのは自分にボキャブラリーがないか、相手から「私に興味がないんだ」と思われても仕方ない。
対面は会話と間合いであり、スマホをいじるぐらいなら、そこらのベンチシートでもいいのであってさ。
それが二人してツイッターやら、フェイスブックとやらに、夢中になっている姿は僕には理解し難い。
一緒にいるのに、おたがいが違うパートナーのことを思い描いて、抱き合っているようなもんでしょ。

常にいじってないと落ち着かない、ある種の禁断症状なんだろうな。
ひとつハッキリしていることは、目の前の異性とは気持は離れており、ツイッターとやらでつながっている異性に気持はすっ飛んでいるわけだ。
それが交際しているときであれば、別れの前兆であることは間違いないだろう。

まあ、隣の二人が静かにしてくれたお陰で、ずいぶんページをめくることができてよかったけどね…
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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