2013年04月08日

Anita Baker (Vo)

深夜に聴く、ジャズヴォーカルはいい・・
ジャズに限らぬが、人の心を惹きつけるのは、歌声に勝るものはないと思う。

僕自身 「インスト」 ものばかり聴いていたので、「歌モノ」 はおまけ程度の意識しかなかった。
ジャズヴォーカルの枠だけで言えば 「ヘレン・メリル」 の気怠いハスキーボイス 「サラ・ヴォーン」 の粘っこい独特なフレーズを聴いて、当時は楽しいとは思えなかった。
楽しさだけを求めれば、「お色気ジャズ」 のように、リスペクトのない軽さを好んだ。

だけど、一変させられたのが、女性R&Bシンガー 「アニタ・ベイカー」 を聴いたとき。
グラミー賞の名盤 「ラプチュアー」(88) で、一躍有名になったが、はじまりに過ぎなかった。
後に発表したアルバムは、自身の生き方を投影したような、独特な節回しと臨場感に圧倒された。

個人的に好きなアルバムは 「コンポジション」(90)、「リズム・オブ・ラブ」(94)
どちらもジャズフレーバーがたっぷりで、所々 「ビリー・ホリディ」 ばりのテイストもある。
アルバム 「コンポジション」から、ジャズのフィーリングが伝わる 「ロンリー」 が好きだ。

曲の3分過ぎから、別れを惜しむようなエンディング、ベースラインが都会的な感覚に満ちている。
「まだ、聴いてたいな」 と思わせて、フェイドアウトせず、途中でサッと止めるあたりがニクイ。
4分過ぎ、歌詞ともタメ息ともつかぬ、フェイクも入れるあたり、プロシンガーの優雅さを感じる。
アレンジもアダルト向きで、Eベースの響きがアニタの歌声を押し上げているが、添付の楽曲からでは、骨太なベースラインが耳に届かないのが残念だ。

ジャンルはどうあれ、好きなヴォーカルは 「アニタ・ベイカー」 だ。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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