2013年03月16日

神出鬼没

携帯電話の画面に、未登録の固定番号が表示された。

電話に出ると、高校時代の友人からだった。
時々こうして、気軽に連絡を取り合うのだが、それでも3年ほどのご無沙汰だ。
昔から、急に音信不通となるときがあり、その行動も神出鬼没である。
何年も連絡を取り合わなくても、不思議と友人気分だけは続いているので、急な電話に違和感もない。
30年近く、ダラダラつき合えるのは、僕の中で彼の個性を認めているからであろう。
まあ、おたがいがおたがい、「勝手にしやがれ」なんだと思う。

本職は新潟の老舗レストランの有名コックだった。
大阪と東京で修業を積んだ彼は、持ち前の腕を活かせば食いっぱぐれることはない。
過去、何度か音信不通になっても、どこかで何かをやっているので全く心配はない。
あるときはラーメン店を独立開業、またあるときは飲食店チェーンの店長、節目になると連絡が入る。

料理の世界は「長幼の序」が厳しい。
料理だけに限らないが、男の世界に挨拶ほど大事なものはない。
彼が今まで飲食店を渡り歩いてこれたのも、世話になった先輩への仁義を守っていたからだと思える。
同じ釜の飯を食べれば、家族同然とする職人文化を守っているから、先輩達が手をかけてくれるんだ。
物事はマニュアル化できないことのほうが、はるかに大事であったりするけど、今では年齢かかわらずそれがわからない人がいかに多いか…

独身の彼に女性を紹介してあげたいが、どうも「飲む・打つ・買う」の三拍子疑惑もあるしなぁ… (笑)
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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