近年のネット配信で、雑誌などの紙媒体が低迷している。
情報誌の見込部数が固いと目される特集は、「ラーメン」と「温泉」の記事だと聞く。
それが、一般誌になると「ゴシップ」な記事ほど、発行部数が伸びるという。
週刊朝日の「ハシシタ 奴の本性」と題された、特集の狙いは単純なことだ。
その記事、倫理観を疑う見出しから、被差別部落だの生立ちを暴くなど常軌を逸した記事である。
日本人は、何かひとつでも批判の対象を見つけると、そこばかり集中的に狙ってくるところがある。
これでハッキリしたことは、許容範囲の狭い国民だということ。
以前、「蓮の花」を用いて、人の隠された人格を表すことを書いた。
もう一度用いれば、蓮の花を見て、それまでは「きれいだ」と言っていた人が、泥沼から咲いていることがわかった途端、急に「きたない」と言い出す人。
週刊朝日のライターは、そういう人の知られざる心理を、巧みに操作しようとしたと思う。
しかも、編集会議で通ること自体、言論の権化としか言いようがない。
謝罪こそしたものの、親会社の指示に従っただけだろう。
100%子会社の独立採算制では、売ることしか考えてないんでしょ。
そういう体質の組織に、倫理観なんて通用するのかな。
それに、「奴」呼ばわりしていることから、明らかな確信犯ではないか。
確信犯は反省なんかしないよ!
僕は、政治 宗教 スポーツに、特定の肩入れはしない主義だが、今顛末は橋下氏の主張が正しい。
「文は人を表す」と言うが、今の日本にはそんな格言はないようだ。
2012年10月25日
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マスター、本気でしゃべると鋭いからな。
近いうちに行きます。