2012年10月07日

自殺問題(2)

「生きてりゃいいんだよ、生きてりゃ!」
映画「明日の記憶」で、若年性アルツハイマーを患った渡辺謙に投げかけた大滝秀治の一言だった。

6日、万代シティ交差点で知事選候補のひとりが意気揚々に、自身のスマイルセラピーとやらで   「自殺率を減らしたい」と、新潟県から世界に発信するようなことを唱えていた。
僕の心には、響いてこなかった…

新潟県の自殺率は「全国ワースト3位」だと聞いた。
昔ほどではないにしろ、「自殺する勇気があるのなら、勇気を持って生きろ」と今でも忘れた頃、再び  耳へ飛び込んでくる台詞である。
最もな台詞だが、これほど理不尽な言葉もなく、どこか圧力めいた言葉にも感じてしまう。
僕は、「自殺しなくても、人はいずれ死ぬから慌てるな…」ぐらいにしか思ってない。
だけど、もしも身近に自殺した人がいたら、その人が自殺した気持は考えたいとは思っている。

自殺防止に手厚い相談窓口も必要だが、それ以上に身の回りの人が救いの手を差し伸べるべきだ。
それをあとから、「一言相談してくれれば」、「言わなきゃわからない」と、まるで自殺した人に正論ぶっているおバカさんもいる。
自殺を考えている人は言えないんだよ。

感覚的に「少しおかしいな」と思ったときが、その人の勘所じゃないかな。
どんな正論や励ましを並べ立てるよりも、手短な言葉をかけておくとかさ。
変な正論よりも、人間感覚のほうが、よっぽど重要だと思うよ。

5日亡くなった俳優、「大滝秀治」の台詞。 「生きてりゃいいんだよ、生きてりゃ!」
異常なほど言葉が多い正論よりも、人の根源にガツンと響く短い言葉(名台詞)だった。

映画館で観たとき、それまでのモヤモヤした気持が、この短い台詞で一気に氷解した。
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