2012年07月28日

選ばれた純情

27日夕方、あまりの暑さに万代のフードコートで、アイスコーヒーを注文して涼んでいた。

しかし、時間と場所を間違ってしまったのに気づいたのは後のこと。
夏休みもはじまり、店内は瞬く間に学生たちに占拠されていった。
一番右隅の席だったので、無駄なざわめきには我慢できたが、隣の席だけは依然ポツリと空いている。
すると、誰かが横に来た気配に顔を上げると、まだあどけない感じの女子高生が隣へ静かに座った。
同じフロアで買ってきた、小ぶりのアイスクリームをひとつ、木のスプーンで小刻みにすくいながら、   とても美味しそうに食べている。
スポーツ部に所属している感じではなく、図書館で本を読んでいるようなおとなしい子に見える。

周りの学生らは、ジュースやスナック菓子を頬張りながら、ペチャクチャと大声でおしゃべりしていたり、ケータイをいじくり回していたりと、高校生にありがちな行動パターンで過ごしている。
そんなやかましい中、その子だけはひとりで美味しそうに食べながら、会計したレシートを丁寧に折り、赤い小銭入れにお釣りと一緒にしまっていた。
まじまじと見ていたわけではじゃないが、僕はその女子高生の初々しさに好感をもった。

学生の大半は、親からのお小遣いで、放課後や休日を過ごしていると思う。
なのに、子どもの中には親が、「打ち出の小槌」を持っているとでも思っているような子もいる。
それはお金のあつかい方で、何となくわかるものである。
僕はお金やレシートを、丁寧にあつかう子には感心する。
小さいときから、親がどのようにお金をレジであつかっていたか、ちゃんと見ていたからだ。
お金の価値観を、親から躾けられた証拠である。
学生に声を荒げて怒りたいこともあるけど、逆に言葉に出して褒めてあげたいときもあるものだ。

それより、僕の風貌を怖がらず、隣の席に座ったことの方が嬉しかったんだけどね… ああ、純情。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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