2012年07月20日

RIO

「きっと、全曲同じように聴こえたんだろうな」

先日、某店先の中古CDを眺めてたら、キースジャレットのソロ最新2枚作「RIO」が安価で並んでいた。
まだ、聴いてはいなかったので、すかさず手にしてから連日連夜、夢中になって聴き込み始めた。

それにしても、すぐに飽きられたものである。
たぶん、「全曲同じに聴こえる」、「静か過ぎてつまらない」、「これはジャズではない」。
きっと、否定的な判断のもと、手放したのであろう。
それに本人のうめき声が入っているんだから、初めてなら面食らうとは思う。
そのうめき声の奥にある旋律に耳が届けば、大して気にはならないんだけどね。

ここまでは、会話の中でもよく交わされることだ。
でも、「理解できないから嫌いだ」とする、低レベルの解釈をされるのは不快だ。
いかにも、口当たりのいいワインしか飲まず、愛想のいい音楽しか聴いてないことがわかる。
「キースは聴く価値がない」と言った人がいたけど、意見は譲るし反論するほど単細胞ではない。
許容量の狭いジャズ愛好家に限って、曖昧さを楽しめないから、好き嫌いでしか会話が成立しない。
残念だが、会話をしていて楽しいと思ったことはない。

それにしても、中古市場に出すことは、何かしらの理由があるはず。
さきほどの理由に加えて、「聴きこなせない」、「聴き飽きてしまった」などあるかと思う。
好きな立場からすると、聴く前と聴いた後の感想を聞いてみたい気もするが。

僕にとっての「RIO」は、とても心地のいいソロアルバムだ。
確かにソロやトリオの作品の中には、スピリチュアル過ぎて聴きにくいアルバムもある。
だけど「RIO」は、音の輪廻がハッキリとしているので、とても聴きやすいソロアルバムだと感じた。
すでに片面(1枚目)だけでも、20回は繰返して聴いているだろうか。
そろそろ珠玉の2枚目にも、耳を移動しようかと思っている。

あぁ…  今宵もまた、キース・ジャレットを書き連ねてしまった。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック