2012年03月23日

Bill Evans (P)

3月20日のブログで、ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビィ」を、ディテールに使った。
その後、お客さんとあの名盤について、楽しく語れる機会があった。

独創的なハーモニー、素晴らしきメロディーライン、そこは語るまでもない。
それより、拍手の数からして、大して観客が入っていないようなクラブギグに耳を傾けていると、観客が咳き込んだ声やグラスが触れ合う音まで、音楽に同化した奇跡に話題は及んだ。
スタジオ録音は良くて当たり前だが、その音に慣れ過ぎると、ライブ音源に抵抗感が出てくる。
当然なんだけど、音質の良し悪しが基準になると、その奥にあるアグレッシブさを感じにくくなる。
原点に戻れば、ジャズは人が演奏している臨場感があるからこそ、魅力的に仕上がると思っている。

僕が、キース・ジャレットの唸り声が気にならないのは、そういう意味もあるんだ。
それこそ、ジャズのリアリティーだし、甲高い即興ながら、いいフレーズだとも感じている。
それが機械仕掛けで、無機質な音の構成だけであれば、名盤は生まれてないんじゃないかな。
僕自身、理論めいたことを盾に取り上げ、難しくジャズを聴くタイプではない。
どちらかと言えば、本音の部分で情緒的なタイプだと思っている。

もう一枚、春にちなんで、サラッと紹介しておきたい愛聴盤がある。
「You Must Believe In Spring」 Bill Evans Trio (1977)
エバンスの晩年の作品ながら、「Waltz For Debby」同様、春の世界に誘ってくれるであろう。

昔、知人にこのアルバムを貸して、戻ってこないまま25年… あの野郎、返しやがれ! (#`Д´)凸
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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