2012年02月27日

Hiromi Uehara (P)

ジャズの演奏スタイルは、イントロからテーマ、ピアノがメロディー、ベースとドラムがリズムを刻んで、 ソロを回してから、テーマへ戻るのがセオリーだ。

そんな、従来の演奏スタイルにアクセントをつけたのが、女性ピアニスト 「上原ひろみ」 である。
彼女は形式上、リーダーだが、サイドメンであるリズム楽器を対等に歌わせた。
それって、とっさ過ぎることもあり、絶対的なスキルがないと、グループよがりになる。
難なくこなせることは、スキル以上の信頼関係があってのことだし、それぞれに凄いものがある。
だから、きっちりと決められた曲よりも、とても 「自由度の高い曲」 が多い気がする。

それに 「アグレッシブだ」
「こういう音楽をしたいから、メンバーにこう要求する」と、主張が音楽に表れている。
テンションを要求する曲では、音符が銃撃戦のように飛び交いながら、グランドデザインに添っていて、弾痕が描かれてるんだから、こりゃ凄いわな。
超絶技巧と呼ばれるプレイヤーほど、ジャンルの境界線なんてモノともしないしね。

しかも 「縛っていない」
自由度の高いスペースを与えているし、逆に、与えられたスペースを倍返しするだけの個性がある。
それも、ジャズなアプローチもあれば、ロックのアプローチもあり、多才な感性があることに気づく。
彼女のカテゴライズされない音楽性は、ディズニーランドばりのエンターティメントである。

つまり 「怯んでいない」
自分のやりたいことをやるために、相手にもやりたいことをやらせる。
その上で、対等に協調し、俗に小さなオーケストラとして、存在感をアピールしていると思う。
上原ひろみもジャンルに納まり切れない、「私」 の個性を持つ、スターピアニストである。

PS
添付画像は、オープニングナンバーだと思えるが、個々のテクニックは凄まじい限りだ。
個人的には、硬めに張ったドラムのスネアが躍動感を生み出して、リズムのタメが最高にカッコイイ。

posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
11月の新潟公演 チケットとりましたか。
ロビーで会いましょう。
Posted by X Y Z at 2014年09月13日 17:47
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