2012年02月13日

二代目勝烈亭

12日、相方と古町をブラつきながら、行き着いた先が東堀9 「二代目勝烈亭」。

最大級の辛さに調合してもらった、僕だけの、「スペシャル カツカレー」が自慢である。
オーダーが上がるまで、ビールをチェイサー代わりにして、食欲を促して待つこと約10分。
2口食べれば、全身がみなぎり、バーベルを持ち上げたくなるほどの熱い刺激だ。
その辛さは、おやじに好みを叶えてもらっているだけなので、それだけがウリではない。
激辛とはいえ、素材となる味をマヒさせないように、香辛料を調整しているのがプロの仕事だ。
食後は当然、「美味しかった」と言い残すべきだろうが、テレビのグルメリポーターじゃないので、    オーバーな物言いは控えている。
その代わり、米粒は一粒たりとも残さずに全て平らげることが、店に対する最大の称賛である。

僕は、ガイド雑誌を片手に美食めぐりをしたり、ご丁寧過ぎるお節介は焼かない。
情報は受け取るが、先入観に惑わされず、自分の舌で探し当てた店ほど、長く付き合えるものだ。
確かに美味しい食事をしようと思えば、高級割烹は美味しいけど、高くて美味しいのは当たり前。
でも、僕の行動範囲に欲しいのは、格好や流行に捕われず、「まいど」で通じる飲食店のことだ。
それは空腹を満たすだけではなく、親戚のおばさんがやっているような、温もりを感じさせるような店。

90年代以降、大衆定義が曖昧なまま、美味しいものを下品に食い漁る風潮が続いていた。
食の欲求にすがりつくばかりで、個人の味覚や感性を持ち、判断することを失いつつあった。
僕の価値判断は押し付けないが、食に郷愁を持たなければ、食の充実とは言い難いと思える。
我々の世代、食の贅を尽くすことばかりアピールされたが、年齢的に食の折り返し地点であろうか。
ほっかほかのご飯に、あっつあつのカレーをかけただけの、メニューに満足感を得たりするものだ。

末尾となるが、「二代目勝烈亭」の前身は、東堀6の旧東映劇場脇、カレー専門店「ヒュリカ」と、    東堀9の旧宝塚会館地下、カツレツ専門店「勝烈亭」を合併したのが、今の二代目が興した店である。
手広く法人化された飲食店が多い中、夫婦仲が睦まじい店こそ、ほのぼのと情緒的にもなれる。
コストパフォーマンスとは何ぞや… ここ、二代目勝烈亭には、渇くことのない「食の郷愁」がある。
勝烈夫婦に見守られながら食べる、「現代のハイカラなちゃぶ台」を、感じさせてくれるのだ。

(詳しくは、トップページのリンク集につないでありますので、ご参考にしてください。)
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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