2011年08月29日

新潟の都会

万代にある大手ファストフードチェーン3店舗が、新開発計画により閉店(移転)を余儀なくされた。

長年、万代の街中風景を彩り、遠方からも多くの若者を誘っていた、大手FF店舗である。
これら全て、「安い・早い・便利」、そして若い女性の来店比率が高いことは、「新潟の都会」を意味する。
加えて、ファッションや音楽、流行の発信エリアとして、若者の購買意欲の高い街でもある。

近年、古町の大和デパート閉店とは質が違い、寂しさや地域の活性化を悲観する理由がさほど見当たらないのは、前進できるための、一時撤退だと思えるからだ。
万代という街は変化に強く、何よりもクールである理由は、若者が文化の底を支えているからだろう。
古町に似合う音楽が、「演歌」「4ビートジャズ」ならば、万代は、「ポップス」「ライトフュージョン」が流れるような街で、風のような疾走感もあるので、わりかし変化に強いと感じている。
それだけ、地元以外の企業や県外移住者も多い街なので、逆に、タフと言えばタフな街なのであろう。

僕は以前、大和デパート閉店に際し、「何年もほったらかしにしておきながら、いざ閉店が決まると客は大挙で押しかけ、“寂しい”と調整的なことを言う、その偽善性がハナにつく」と語った。
その言語感覚がキレイごとであり、知らぬ間に人を傷つけているのが、まだわからないのかな。
関わってない人が言うのであれば、まだ「お疲れ様でした」の方が、気持がこもっていると思う。
だから僕は、大和デパートを使っていた客だったから、僕の寂しいは“本当の寂しい”であり、胸を張って寂しいと言える客だったと思っている。

そういう理由もあり、僕はFF店舗はあれば便利程度で、別に寂しくはない。
だって、僕は利用してないんだから、調子のいいコメントなんてできないよ。
そりゃ、万代の景観は一時的には寂しくなるさ。
でも、自分の生活ニーズにないものに、感情移入できますかという話である。
早い話、自分と交流ある者(人)には感情移入できるが、交流なき物(モノ)に感情移入できるだろうか。
感情移入できるとしたら、者(人)が物(モノ)に対して、強い記憶が宿っている場合であろう。
その考えの方が、裏表なく健康的だと思っているので、僕には「寂しさ」がない代わりの、「お疲れ様でした」の方が、語呂がいい。

FF店舗は、万代の若者を長年見守ってきた象徴でもある。
それが古町や本町、新潟駅前の繁華街では似合わない。
やっぱり、FF店舗は若者文化である、万代シティの街並みによく似合う。
万代は変化に富んだ街だから、きっとまた戻ってくると思うね。

そうじゃなきゃ、若者の流行発信エリア「万代」ではないし、「新潟の都会」にはなれないはずだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
淡々とリアルでありながら、優しいんだ。 
寝る前に見てるっていうか、読み物にしてます。 
ユーモアある大人のブログですな。 
Posted by 塩鮭男48歳K at 2011年09月01日 00:36
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