2011年08月02日

ジャズバー

ジャズのネオンサイン(店)は、ジャズ喫茶、ジャズクラブ(ライブ)、ジャズバーに分けられる。
新潟だけに限定せず、僕の活用法はこうだ。

ジャズ喫茶は、在庫豊富なレコード(CD)を、高品質の音響機器で気長に黙って聴き入れる場所。
知識が豊富なマスターに、聴く耳を鍛えられに行く場所とでも言おうか、僕にとっては巣穴だった。
その容姿は、寡黙な書道の先生のような風合いが漂っており、少ない言葉で全てを語る印象がある。
顔を覚えられれば、間接的にレコードの切り替えで、歓迎の意を表現してくれたマスターもいた。
優しくも一癖も二癖もある、どこか風変わりな個性のマスターが好きである。

ジャズクラブは、生演奏の迫力と熱気を体感できる場所。
演奏終了後、交流を楽しめる空気が、心地良かったりする。
特に外国のジャズマンは、ストレートなアプローチ(You The Best!)をすれば、ハイタッチで応じてくれる、クールな一面がある。
そんな、フランクな対応に思わず、ファンになってしまう人も多い。
その点、日本人はもう少し、「ショーマンシップが欲しいかな」と思われるが、今やテクニカルな面では、外国人にひけはとらないことは、はっきりと伝えておきたい部分である。

ジャズバーは、知識や腕前など必要ない。
ジャズが流れている空間で、日常の疲れを癒す場所。
ジャズの看板でも、大人の社交場だと思っていれば、扉の前でいちいち細かく腹をくくる必要はない。
そうは言いつつ、実はそこのマスター、ジャズに詳しかったりして、意外に侮れなかったりもする。
その意味では、ジャズバーが一番ミステリアスである。

そんな僕が、ネオンサインを灯しているタイプは、仕事帰りに立ち寄れるジャズバーである。
昔から、ジャズバーには、「男の隠れ家」のような風合いを感じていた。
次いでどこか、「男の不良っぽさ」が漂う、アングラなイメージが好きだ。
だから、小手先の流行とは縁がなく、小難しい能書きは、「ゴメンね」である。
これ以上、自分を無理に変えようとしない男が、夜な夜な集まるのが、「ジャズバー」かも知れない。

男はいくつになっても、隠れ家を探しているのだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジョニーグリフィンのビレッジバンガードライブ、サイコーでした。
マスターの解説がリアル、リアル。 
また、行きます。
Posted by ROOM710 at 2011年08月09日 19:34
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