2011年02月25日

汚れた英雄

先日、推定35歳前後に思える男性客から、こう切り出された。

「シンプルにカッコイイ映画って知りませんか?」 (おー、こう来たか!)
「おもしろい映画」「いい映画」と聞かれたことはあるが、「シンプルにカッコイイ映画」とは初めてだ。
その「シンプル」が気に入った! 

それなら、【汚れた英雄】(1982/日本映画) 主演・草刈正雄 なんてどうかな。
なぜ、シンプルでカッコイイのか説明する前に、草刈正雄が演じるジゴロぶりと、セクシーなルックスは、一端頭から外してもらいたい。

私の世代は暴走族全盛の後期にあたる。
周囲には暴走族に加入して、憂さ晴らしで暴走している奴も多かった。
当時、一方通行だった西堀と東堀を猛スピードで逆走しているバカもいれば、シーサイドラインで無責任に死んだ奴もいた。

だが、大半は暴走族の仲間とつるむことで強くなったと錯覚し、空威張りしてる奴が多かった。
こんな奴ほど、髪型に服装、表情や言葉遣いに無理があるので、すぐに見透かされてしまう。
そんなハンパ者達に、年貢の収めどきを示唆した映画こそが 「汚れた英雄」 である。

物語はシンプルに、プロの正統派ライダーがセレブな女を手玉に取り、頂点に伸し上っていく生き様。
これを観ると、何だか暴走族をやっていること自体、気恥ずかしさが吹いたと思う。
何がカッコよくて、何が恥かしいのか、いいタイミングといい形で、若者に影響を与えた。
つまり、カッコイイとは人に影響を与えて、キチンと道しるべを作っているのが、カッコイイこと。
40歳代以上のバイク好きなら、この映画は心変わりした 「バイブル」 かも知れないね。

「えっ、俺。 若い頃、マシーン(自動二輪)は、何に乗っていたかって?」
はい、[ホンダカレンS](原動機付自転車) 最高時速60キロ・セル付き。
 
夏休みのバイト代で購入し、前に買物カゴがついてるマシーンでしたが、何か問題でも ?

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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