書店の新刊コ−ナ−を眺めていたら、カップルが話題の【KAGEROU】(斎藤智裕)を酷評していた。
「作家としてレベルが低いらしいよ…」
「話題性だけでおもしろくないんだって…」
それは読後の感想ではなく、他人による受け売りレベルの酷評だった。
批判はあってしかるべきだが、他人の意見で評価するのは、自分の感性を放棄しているようなものだ。
まぐれ当たりで大賞を獲れるとは思えないし、どこかに光る才能があったからであろう。
その才能に気づいて、反応することが、人やモノを見る目を養うことではないのか。
それが、借り物の言葉であれば、こんなにつまらないことはないと思う。
本当のところ、その秀でた才能に妬いているだけなのかも知れないね。
2011年01月23日
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