日付が変わった5日の深夜、仕事帰りに某コンビニ店へ立寄った。
コンビニはシンプルな接客の代名詞として、接客用語以外の言葉は不要だが、その距離感が心地良かったり親切であったりする。
そこの店員さんは、一年以上も深夜の時間帯で勤務しているようだが、1回だけを除いて全てマニュアル用語で対応されている。
その1回とはある日、私の会計時にポスレジを誤操作したらしく、復旧できずに慌てた様子だった。
ボスレジの操作方法に多少の心得があったので、その場でそっと直し方を伝えたときに、他愛もない会話を交わした程度である。
それ以降も普段と変わらずに、また静かに買物をさせてもらっている。
だが、この日は普段の接客用語の後に続き、「本年も宜しくお願いします」と控えめに付け加えられた。
私も思わず、「いぇ、こちらこそ!」と返したものの、少しだけ言葉の事情を推理してみた。
これも「正月の接客用語」だったのか…、それとも「自主的な言葉」であったのか…。
それが後者であったならば、どこか深夜に働く者同士の人間模様を感じさせられた。
2011年01月05日
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