2010年10月08日

Ella Fitzgerald (Vo)

4年ぶりにジャズのボ−カルアルバムを買った。
 「マック・ザ・ナイフ」/エラ・フィッツジェラルド (ライブ・イン・ベルリン 1960)
エンタ−ティメント溢れる、ジャズライブの名盤である。

ジャズはインストから入ったせいか、ボ−カルは積極的には聴いていなかった。
最初、耳にしたのは、サラ・ヴォ−ンだった気もするが、ザラついた唸り声を好むには早すぎた。
それでも、最初に買ったボ−カルアルバムは、「ユ−ド・ビ−・ソ−…」でおなじみのヘレン・メリル。
これもまた、ニュ−ヨ−クのため息に興奮するほど、ませたガキではなかった。
「ガキは相手にしないよ…」と突き放され、酒場で独りたそがれている青二才のようだった。

じゃあ、何で今になってエラなの?
ハイ、よくぞ聞いて下さいました!

答えはシンプルで、こんな後ろ向きな時代だから、お茶目な歌声で幸せな気分を味わいたいのだ。
エラの魅力はバラ−ドはク−ルに、アップテンポはキュ−トに歌い上げるフィ−リングの良さにある。
そう、まさしく全天候型シンガ−である。
フィナ−レの「ハウ・ハイ・ザ・ム−ン」では、真骨頂のスキャットを思う存分聴かせてくれる。
まるで「枯れ木に花を咲かせましょう」と、アドリブを入れているようにも聴こえてしまうのだ。
そのルックスは、魔法使いのような大きな風貌と、少女のような笑顔でチャーミング。
ステージングに包容力を感じさせたことが、多くの人に愛された理由だと思うね。

エラ・フィッツジェラルド 1996年 79歳で生涯を終えている。
…彼女のチャ−ミングな笑顔とは、もう映像の中でしか会えない。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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