2010年01月15日

バ−での人間力

動物は本能的に相手が強いか弱いかを見抜くという。
それが初対面の人間同士であれば、相手を知る上で、会話(言葉)が重要な役割を果たすと思える。

今現在と違い、開店当初は仕事とはいえ、骨身に染みてストレスを感じることも多かった。
それは初対面にも関わらず、タメ口でプライベ−トな質問を、根堀り葉堀り聞かれたりすることが、とてもうっとおしかった。
そこに、他意と思しき質問が含まれていれば、なおさらうんざりしたものだった。

別に、秘密主義ではないのでサラリと答えていたが、あまり気分のいいものではない。
中にはそれをフレンドシップとして、嬉しいと感じる店主もいるだろうが、私はそんな奇特な喜びを感じたことは一度もない。
なぜなら、初対面には初対面なりの間合いがあり、人間関係とは熟成させることだと思っているからだ。

どこの店でも煙たがられるのは、自意識過剰で言葉と態度に悪癖があるタイプだ。
本人は王様気取りだが、どこかで誰かが早く、裸の王様に服を着せてあげないと始末が悪くなってくる。
それが不幸な出会いならば、毅然とした態度を取らざる得なくなる。
生々しいが、人として“基本構造に欠陥のあるタイプ”に、思われても仕方がないだろう。
そういう人は、回遊魚のようにあっちこっちの店へ行き、その“悪癖が通用する店”に居座るのがオチだ。

お店で大事なのは人の風景であり、その人の支払い金額と人間の価値は全く無関係である。
posted by GIG at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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