15日、新潟で横田めぐみさんを救う県民拉致集会が開かれた。
「この命が尽きても娘を連れ帰す」。
…32年間に亘り、悲痛な訴えを続けている横田夫婦には胸が打たれる。
私はめぐみさんと同年齢であり、父の滋さん77歳が愛娘を拉致された時の年齢と同じ45歳になる。
そんな今の年齢から、これから先の32年間の人生において、日本国内を動かすことはもとより、無法国家の北朝鮮を相手に、戦い続けられるだけの体力や気力は保てるだろうか。
正直、グラついて萎えていくだろう。
長年の報道を見ながら、拉致というテロ行為は日本人の誰が被害者になっても、不思議ではなかった。
まして、地元新潟の海岸をオモチャ代わりに遊んでいた同時期、それが自分だったかもしれないと思えば、けして他人事ではいられない。
今の自分には、街角の署名や雀の涙ほどの募金に加えて、この小さなブログを通して関心を訴えることしかできない。
そして、09年2月18日付で書いた通り、拉致問題は時間との戦いであり、北朝鮮に倫理観など期待してないが、それでも日本の威信と誇りをかけて、断固として救出を迫り続けるべきだ。
人命救助に落としどころなんて言葉は存在させてはならない。
2009年11月17日
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