2009年07月15日

ジャズライブ名盤

新潟ジャズストリ−ト開催にちなんで、ジャズのライブ盤に限定したお薦めの映像を紹介します。
凄まじいテンションとテクニックが炸裂した、80年代後期の名盤だと思っています。

TRIBUTE TO JOHN COLTRANE -1987-
(Select Live Under The Sky87 10Th Special)
-1987,8,26ライブ録音/CD・DVD発売 (読売ランド・オ−プンシアタ−)

WAYNE SHORTER (SS)
DAVE LIEBMAN (SS)
RICHIE BEIRACH (P)
EDDIE GOMEZ (B)
JACK DEJOHNETTE (D)

まず、キ−ス・ジャレット・トリオで不変な地位を確立した、ジャック・ディジョネットから取り上げる。
彼はピアノも弾くので、ピアノトリオのサポ−トにかけては、神経が行き届いたプレイを随所で聴かせる名手である。
だが、このメンバ−での彼は別人と化している。

オ−プニングからガンガン飛ばしまくり、シンバルはバッシャン・バシャン鳴らし、バスドラは地鳴りのごとく、豪快なフィル・インで迫力あるドラミングは圧巻だ。
それはドラムだけに限らず、先鋭的なソプラノアンサンブル、ベ−スも遠慮会釈なし、ピアノはバッキングでメンバ−を挑発している。
欲張りな言い方だが、メンバ−全員が凄いのだ!

中でも、デイブ・リ−ブマンの印象がひときわ目立ち、リッチ−・バイラ−クについては、「この人って、こんなに攻撃的だったの」と見方を改めさせられた。
それら 「学んだことを発表します」 ではなく、本能むき出しのライブ演奏である。
以前も語ったけど、ライブは生だから、間違っても気にならない。
いや、間違うほどじゃなければ、肝心のスピリットが感じにくい。
だってそうでしょ、間違わないということは 「挑戦の志」 が低い見方もできる。
今ライブでは、ウエイン・ショ−タ−もジャック・ディジョネットも、ミスした映像が記録されている。

ライブが愛される理由は、完璧ではないところ。
つまり、品行方正なライブは、ライブではないのだ。
じゃあ、ライブで委縮していたら、一体いつ、どこで、誰との演奏でアグレッシブになれるのか ?
ライブの意味を、根本から考えさせられた一枚である。
これはコルトレ−ンに対する、メンバ−の想いが一丸となり、凄い瞬間を捕えた貴重なライブ映像だ。

このライブ映像を見終わった後、あの日あの夜に観客席にいなかったことを悔やんだ…。
posted by GIG at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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