2009年05月11日

ジャズ本について

ジャズをテ−マにした本は豊富だが、そのほとんどが50〜70年代の巨匠を至上した名盤・名演の解説本やヒストリ−などで、語りつくされている感は否めない。
そんなこともあり、長年ジャズの本にはめっきり触れていない。

音楽は文章で感じたり、感動を強いるものではないが、音楽を執筆するのは難しいと思う。
ほど好く聴き込んでいないと内容が乏しく、ベタなキャッチを書き流す程度になりがちだ。
そんな、ジャズの黄金期に支配され続けているペンタッチも多い。
評論家や音楽ライタ−の記事は、非の打ち所は少ないが、個人的に読みたいのは、現役ジャズプレイヤ−が執筆したノンフィクションタイプだ。

つまり、ファンの視点からジャズを語るのではなく、現役からの視点で語ってもらいたい。
音楽家は執筆が本職ではないので、難しいのは当然だが、「あの時代の演奏とメンバ−について…」、「当時のエピソ−ド…」など、ジャズファンにとって、その好奇心は強いはずだ。
現役ジャズの大御所には、ぜひ自伝本や回想録で、“音を書いてほしい”と思っている。

特に、世界的に有名な渡辺貞夫さんは、ジャズの楽しさを日本人に幅広く伝え、才能ある人材には、積極的に活躍の場を与えている。
更に、中高生の音楽教育にも力を入れ、伝道師的な役割を担っている。
その姿は、多くの経験を惜しむことなく人に分け与えており、見返りを求めない姿こそが、音楽以外にも広く愛されている理由ではなかろうか。

日本ジャズの重鎮達には、音以外の“言葉の軌跡”も、残してもらいたい。
posted by GIG at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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