2008年12月11日

渋谷スイング

97年のクリスマスを最後に閉店したが、渋谷区宇田川町に老舗のジャズ喫茶があった。

スクリ−ンで、ライブ映像を鑑賞させてくれる店で映画館のように通った。
コ−ヒ−一杯¥500で居座るのも申し訳なく、最低3杯は追加してリクエストしたものだ。
オヤジさんは頑固で毒舌だが、ジャズを語る姿は純粋で歯切れが良かった。
くわえ煙草でコ−ヒ−を入れる姿は渋く、セピア色の写真が似合いそうな老師的な存在だった。

97年12月は仕事が多忙極めた為、翌月に顔を出すと突然「閉店」の貼紙があり、同時にオヤジさんの連絡先も書いてあった。
年代を越えた関係が心地よかっただけに残念だったが、思い切って電話をして、渋谷スペイン坂の喫茶店で待ち合わせた。
当時、私のような若造でも礼儀を持って接すれば、しっかり対応していただいた。
戦後のジャズシ−ンや秋吉敏子、渡辺貞夫の若きエピソ−ドなどを懐かしんで語る口調は今も忘れられない。
寒空の渋谷でジャズの老師として有名なオヤジさんこと、宮沢さんと最初で最後のジャズ談義をした良き思い出がある。

あれから約10年の時が経ち、昨年07年4月に享年92歳でお亡くなりになっていたことを最近知った。
ご冥福をお祈りいたします。
posted by GIG at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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