2021年01月23日

格好の場

新潟県 「 Go To Eat 」 キャンペーン (お食事券) ご利用可能登録店です。

コロナ禍でも卑屈にならず、普段の考えと思いを用いて筆記を続ける。

バーについて。
バーは、敷居が高いと言われやすい。
参考までに、本来の意味は、訪問先で不始末をして、その後、敷居を跨ぎにくくなった喩えらしい。

当店 「ジャズバー」 であるから、ジャズとウイスキーのアプローチは引き合うもの、実際のところは 「フレキシブル」 (柔軟) なショットバーだから、固くなることなく、さながら 「文化交流の場」 である。
緊張から 「ジャズはわからない」 「ウイスキーはわからない」 とか、あれこれとごたくを並べた時点で興味はおろか、底が割れてしまうから、店の雰囲気に身をあずけたほうが、大人の賢さが漂うものだ。

店の前を通勤路にしている、30代前半の男性客が、こんなことを言っていた。
「入口にメニュー看板のないバーに、戸惑いもなく入っていく客は、いったいどんな人たちなのか」
店に入る客の背中に興味を向けていたというから、バーの扉はある種、異質な雰囲気があるのだろう。
僕とはウマが合って、話が盛り上がった。

「じゃあ、それが女性だったら」 と、イタズラに聞く。
「自立した女性」 と、これまた硬質なイメージを持つ。
「で、実際に入ってからの印象は」 と、たたみかける。
「入れなかった頃と、入れるようになった今とでは、社会を見る目が変わってきた」
若いわりには、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で語れる、自立した感受性をもっている。

ある一定の年齢になると、独立した感情が芽生えてくる。
会社の中から見た社会と、会社の外から見た社会とでは、見えるものは異なる。
会社の身内同士でロールプレイングをしたり、パソコンの資料作り、パワーポイントを用いたプレゼンが上手くても 「人間そのものをわかっていないと説得力はない」 し、見るべき成果も示せないだろう。

一般的に男は女と違い、井戸端会議が苦手だと思える。
年齢の離れた人と気軽に話せない、知らない人と緊張で打ち解けられない、虚栄心が渦巻くのが男。
そんな垣根を超えて、バーは会社以外で社会性を学べる 「恰好の場」 であるから、体験してほしい。

たかがショットバー、されどショットバー、いい大人が 「ジントニック一杯」 で、オロオロとビビるなよ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする