2020年10月03日

人間観察

2日 喫茶店の窓辺の席で、道行く人達を何の気なしに眺めていた。

すると視覚障害の高齢女性が、歩道の点字ブロックに杖を運びながら、心許ない伝い歩きをしていた。
歩行を見守っていると、通りすがりの初老の男性が同行介助を名乗り出て、その行先まで付き添った。
それまで、多くの人が行き交う交差点付近で、だれも声をかける人はいなかった。

ある日、2階の喫茶店から伊勢丹前の歩道を見ていたら、高齢の女性がハンドタオルを落としたことに気づかず、そのまま歩いて行った。
遠目で 「だれか教えてあげればいいだろ」 と思うも、複数の通行人は空目をつかい知らんぷり。
だけど、後方の若い女性が、早足でタオルを拾い上げて、その人に届けてあげていた。

偶然に目撃した場面だったが、自分のことでない限り、かかわるのは煩わしく思うのだろう。
まるで 「タオルを落とした人が悪いと決めつける」 ような素振りで、きっと人が倒れていても、どこかの誰かが連絡すると、直接的な接触はしないと思われる。
たった一言 「落としませんでしたか」 と、声をかければいいだけのこと。

二つの場面をつなぐと、目に映ったことに反応して、さりげなく手をさしのべられる人が、本当の愛情を持つ人で、日常の中に素顔があるのかもね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする