深夜 定刻に店を閉めて、自宅マンションの宅配ボックスの暗証番号を打つ。
近年、荷物の受け取りも便利となり、梱包サイズに合わせた扉が、指定の暗証番号で開くシステム。
一日で何度も 「暗証番号」 を押す現代。
解読される危険もあるため、自分で決められる 「四桁」 だけは、知られないような番号を設定するが、しばらく使用してないと忘れてしまう、暗証番号あるある。
最初から、面倒な組み合わせはやめて、生年月日やクルマのナンバーにすればいいが心許ない。
身内の誕生日や記念日、苗字や名前にもじった番号も想定内となる。
ならば 「1192」 作ろう鎌倉幕府 「1600」 関ヶ原の戦いなど、中学で暗記した年号はどうか。
「黒電話世代」 なので、元彼女の電話番号を引用するのもいいが、押すたびに思い出すし、まるで 「脳内ストーカー」 となり、何度も変えていると整理もおぼつかず、ひとりで 「神経衰弱」 する始末。
次第に、それらの番号すらまた忘れ 「あれ、開かねえよ」 と、舌打ちするのが目に見える 😞