2020年09月30日

未来新潟

新潟三越の跡地をめぐって、効果的な再開発の議論が施されているという。

過去より、古町の象徴的な商業施設の多くは、跡形もなく姿を消したり、形を変えたりした。
その間、新潟市の支援策を受け、コメリ書店や西堀ローサのテナント誘致など、地上も地下も好条件で出店が相次いだもの、容器と中身が伴わなかったせいか、悪いサンプルを見せられた。
その結果、店は潰れたというより 「儲からないエリア」 として、負のイメージが拡大した。

見通しを考えると、僕なりにひとつの目安を置いている。
まず、有力な 「フランチャイズチェーンの出店がない」 こと。
何を意味するかというと、FC本部なら自社の規格に則った商圏調査をして、競合店の有無や消費者の動向を考察して出店地を決めるほどの 「立地産業」 である。
更に、家賃交渉や設備投資も抑えて、人件費や広告費も削り、メーカーなどからの協賛金も募る。
絶対条件は、人口の少ない斜陽エリアには、リスクを冒してまで出店はしないこと。

あえてやるにしても、物件やエリアがどうであれ、最悪の中の最善策をとる流れは変わらない。
だが、それをやりすぎると、街の救世主になるどころか、街の乗っ取り屋にされてしまい、歓迎されるも招かざるも紙一重になるため、中央集権の地方展開は難しいとされる。

街全体の継続的な収益性を望むために、移住人口の増加やアクセスをよくして、自家用車を手放しても困らない 「街づくり」 に近づけるべきで、皮肉にも高齢者や今の若者はクルマに興味が薄い。
ほどほど一貫した見取り図がないと 「スクラップ&ビルド」 は叶わないし、人・客・モノ作りの三要素がコンパクトに備わらないと 「賑わい作り」 は、無茶な話。
その意味で、FC店の形態と出店数を見れば、街の行く末が見てとれる。

古町より、僕が営む店の心配の方が大きいけど、新潟への感謝が宿る意見とされれば幸い。
別段、ここに書いたからといって、どうなる話でもないが、見えたものや学んだものには一理ある。
なぜなら 「意見の上がらない場所に繁栄はない」 からね。

それこそ、万代では 「マスター」 古町では 「ちゃんづけ」 で呼ばれる 「腐れ縁の街」 でさ。
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2020年09月29日

携帯主義

相変わらず、夫婦して 「スマホ操作」 に苦戦している。

先日 妻のスマホが原因不明の通話不能となり、一度電源を落して再起動させると復旧したり、細かい操作ミスも頻繁に起きる。

基本 「電話をかける」 「電話を受ける」 だけの連絡手段なので、特に不足こそない。
僕が 「時代に乗り遅れている」 のは自覚しているが、その使い方にはこだわりがある。
そもそも、その時代とは、大方が 「遊び道具としてのスマホ」 を指しているであろう。

20代 日中の東京 山手線で、40代のスーツ姿の乗客が夢中で 「少年ジャンプ」 を読んでいた。
マンガが悪いと思わないが 「ビジネスマン」 と 「サラリーマン」 の根本的な違いを見た気がした。
いい大人が 「歩きスマホ」 をしたり 「おもちゃ代わり」 に所かまわず、いじることはしない。

使用方法によっては、おもちゃという 「幼児性の名残り」 に、大人が振り回されている。
つまり 「目的と手段を履き違えてはいけない」 と思う。

基本的な操作方法は、自然に覚えるだろうから、今はあせらずにのんびり、その主義を貫いている。
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2020年09月28日

張子の虎

録画したドラマ 「半沢直樹」 最終回を見た。

生きる価値を 「勝ち組」 「負け組」 で判別し、金儲けと出世欲のためなら、嘘も裏切りも平気で行い 「どこを向いて仕事をしているかわからない」 輩どもに、鉄槌を下した。

それもこれも、権力の腰巾着となり、私欲まみれで富ばかり見ていれば、顔が歪んでくるのは当然。
権力は嘘をつくし、法を犯しても金儲けできれば、表の顔と裏の顔を使い分けて、成功者にもなれる。
だけど、一皮剥けば 「張り子の虎」 (権力を笠に着て虚勢を張る人) であることが多いんだ。

男は協調性を重んじるも、馬鹿げた徒党は組まず、いつ何があろうと 「孤独に慣れておく」 のがいい。
それがもとで 「出世コース」 から外れても、命まではとられる心配はないからね。

今夜、仕事の終わった夕暮れ時から、酒場で 「半沢直樹の話題」 で持ち切りかもね。
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2020年09月27日

無題雑記 248

27日 恥ずかしながら、ベッドで寝返りを打ったら、そのまま転げ落ちて目覚めた午後1時。

くるぶしの痛みを引きずり、リビングの扉を開けた。
すると、妻が 「ねえねえ、女優の竹内結子が自殺したんだって」 と声高に言う。
近頃、有名人が立て続けに、自らの命を絶っている。

一部では、コロナ鬱と囁かれているが、その理由は本人にしかわからないもの。
ひと口に自殺といっても、いろんな動機の中で、お金に困るような人たちでないだけにおもんぱかる。
もう一つ、どんなにお金に苦しめられても、お金そのものに殺されることはないわけだ。

無責任に死んでいくことが、残された人にどれほどの苦しみを与えるか。
この世から、急に去ってしまえば 「自分を本当に思ってくれていた人」 を知ることもできない。
シェービングクリームで髭を剃りながら、そんなことをぼんやりと考えていた。

午後4時過ぎ、ぐずついた天気の下、散歩と買い物を兼ねて外出。
柳都大橋から、カーフェリーの遠景を追い、穏やかな川の流れを見ながら歩く。
休日に立ち寄る喫茶店で、ブルーマウンテンを口にし、本町で買い物をして、万代で書籍を三冊購入。
私生活の夜がなかったら、きっと心が渇いてしまうだろう。

萬代橋から、見渡せるホテルの窓辺は、宿泊客で日毎に灯ってきた様子がうかがえる。
まだ、点在した窓灯りだが、経済も回復させていかないと、いよいよ大変なことになってしまう。
目に映るホテルに勤務するお客さんを知るし、僕の生業にも影響を及ぼすため、自然と気にかかる。
安全地帯で生きられ、補償のある生活できれいごとを言っている人に、この視座はわかるであろうか。

すべては覚悟から始まるからね。
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2020年09月25日

彼の個性

松田優作が主演したドラマ 「探偵物語」 最終回。

街の仲間を虫けらのように殺した犯人グループに、復讐を誓う前につぶやいた台詞。
「昔 俺にも仲間がいて そいつが死んだとき もう仲間は作らんと思って この街に来たのに なんで」
どこか壮絶な過去があることを匂わせた。

2011年9月24日
享年 「46歳」 愛称 「よっちゃん」 の9回目の命日だった。

ひっそりと店を開いて、12年と7か月が経過。
長年のお客さんとは、自然と愛着が積り、次第に人情も芽生えてくる。
特段、私生活をともにしたり、魂胆や利害もなく、純粋につながっている。
近道で出会った関係がもろいように、豊かな回り道をした関係ほど長持ちするもの。
これからは、得ることより失うことが多くなるため、乾杯より献杯に重きを置くようになる。

年に2回、ふたりのお客さんの命日に 「献杯」 をしている。
そのひとりが 「よっちゃん」 で、昨夜しめやかに 「9回目の献杯」 をおこなった。
妻には 「結婚記念日は忘れるのに、そういうことは忘れないんだから」 といわれるが、こういうことは 「男の約束」 みたいなもんでさ。

冒頭の台詞に答えらしき言葉を添えれば 「いい相棒 (仲間) が、いたからこその人生」 じゃないか。
毎年、サラッと書き流すつもりが 「あいつの個性」 が、そうさせないんだ。
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2020年09月24日

旅先の酒

サラリーマン時代、旅の思い出に、海外ではネクタイ、国内では地酒などの特産品を購入していた。

酒にこだわらないが、先日の佐渡では、尾畑酒造の酒蔵試飲で 「真野鶴」 (大吟醸) 「吟醸原酒」 (蔵元限定) を自宅用と贈答用に購入してきた。

軽くて滑らかな口当たりで、喉ごしがまろやかな辛口。
何でも 「淡麗辛口」 がいいとは思わないが、頭で酒を判断せずに、自らの味覚で銘柄を選んだ。

醸造酒はあまり口にはしないが、旅先では舌と鼻が趣き、飲んだ酒が思い出へと移り変わる。
その後、然るべきタイミングで封切し、旅先での人や風景、出来事を思い起こせることが酒の至福。

僕が忘れてはならないのは 「店の旅人」 には 「新潟の思い出」 を提供する側であること。
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2020年09月23日

旅と文庫

今では、旅らしい旅もないのだが、旅へ出かけるときには、必ず文庫本を手にしている。
それこそ、旅の習慣でしかなく、陸海空の移動時間では、精神安定剤の役目になっている。

昨日の佐渡でも、会話が空いた時間を読書で埋めていた。
旅先が 「佐渡ヶ島」 なので、スコットランドの北西に位置する、シングルモルトの聖地 「アイラ島」 の旅行記を一冊手にして読みあげた。

佐渡の原風景を眺めながら、書籍で知るアイラ島を分かちがたく結びつけたり、旅はつれづれの如く、文庫を用意して出かける。
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2020年09月22日

佐渡旅行

これまでは 「近くて遠い」 佐渡のイメージであった。

22日 日帰り 「佐渡旅行」 を決行。
夫婦と女友達と3人、朝8時発のジェットフォイルで、両津港まで1時間の船旅。

観光バスで、相川の尖閣湾→世界遺産登録を目指す佐渡金山→尾畑酒造など、見所を巡る7時間。
流れる街並みを目にすると、強い潮風にさらされすぎた建造物が、灰色の雲にわびしさをそそられる。
かつては、観光資源として賑わいのあった島も、年月で得たものもあれば、年月で失ったものもある。

帰りはフェリーで、新潟港へ18時30分に着岸後、メディアシップの四川飯店で旅の印象を語り合う。
旅と呼ぶには短すぎるが、僕は37年ぶり、妻は初めての佐渡旅行を終えた。

これからは 「遠くて近い」 佐渡のイメージになった。

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2020年09月21日

不良老年

21日 「敬老の日」

対象年齢は定められてないが、一応の目安年齢65歳では、早い気がするも高齢化社会。
年金や医療に介護など、国の負担を喧伝されてばかりいれば、高齢者もおもしろくあるまい。
「年齢を重ねることも悪くない」 と思える、特例的な催しがもっとあってもいいのでは。

男は定年になっても、気力と変化に対応できる柔軟性があれば、仕事をするべきだと思っている。
大雑把にいえば、ズバリ 「人生の遊び金」 を捻出するためだ。
自分が稼いだ金は自分で楽しむことが潔いし、そのために働けば人生も充実するだろう。
さらに誤解を恐れずにいえば 「男は死ぬまで女とつきあうべし」 でさ。

こんな話を耳にした。
手軽で安価な風俗店は若者向けだが、伝統的な風俗店は40歳以上の中高年が占めるらしい。
それも、偶数月の年金支給日になると、待合室は高齢者が増えるのだとか。
男はいくつになっても 「女の味が忘れられない」 のである。

年齢的に性欲は減退し、性欲はあっても満たせなくなると、何を楽しみに生きているのか、心が渇く。
何も肉体を交えた関係が大事ではなく、一緒にお茶を飲んで会話したり、たまにはフレンチレストランへ出かけたり、そういうとき 「異性の友達が気持ちを満たしてくれる」 ものだ。

その際 「パパ活」 ならぬ、金の臭いしかしない 「情けない男」 の姿ではなく、年相応の品性があり、もう自分を粉飾しなくてもいい、経験を積み重ねた者同士の心の関係。
セックスは成り行き上、はずみの感覚であれ、色気がもたらす、制御と解放は紙一重。
その感覚をなくしたら、男女は遠巻きの存在となり、少し寂しく感じるんじゃないか。

個人差はあるだろうが、いくつになっても異性への関心は、若さと健康増進の再生装置。
家庭を顧みないのは困るが、心の充実度であれば、幅広いつきあいもありだと思う。
これも仕事同様、その人の 「甲斐性」 であり、必ずしも異性だけではない。

敬老の日を 「枯れた日」 にされたら、高齢者もたまらない。
そのためにも 「年齢を重ねることは素敵だ」 と思える社会がいいし、晩年は 「最期の演出期」 だと思うから、粋でカッコいいイメージで整理したいよね。

心意気は社会的な枠の中で 「まじめな不良」 として 「不良老年」 を志したい。 
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2020年09月20日

Jazz Talk Vol.104

ほぼ満席のざわめきの中、客席の照明が落とされ、ステージ上の4人組にスポットが当てられる。

ドラムのハイハットがきつく締まり、ピアノが指でテンポを示し、ハミングでカウントをとると、音の洪水がうずまき、テーマが終わるとフリーフォームに突入する。
アルトソロから、ピアノソロにベースソロと音がつながり、アルトとドラムの4バースのあとテーマへ戻り、絶頂感の中で全員が顔を見合わせ、見事にエンディングを決めた。
沸き上がる拍手と歓声の中、メンバーはステージで、嬉しそうな笑顔を漏らす。

そんな演奏をかたどる過程を耳に、魂が宿る渾身の 「ライヴリポート」 をまた書いてみたいよ。

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2020年09月19日

無題雑記 247

初めての 「スマホストレス」 である。

操作をしながら 「よくもまあ、こんな複雑なモノを持ち歩くものだ」 と思うより 「かんたんなことを複雑にするもんだ」 と、妙に感心している。

ポケベルの次、携帯電話が普及し始めると、早い段階から会社にあてがわれた。
まだ、本体も高額で通信料も安くなく、どこへ行こうが捕まる煩わしさの中 「これからは、便利が自由を束縛する時代が来るなあ」 と感じたが、生活力に恩恵を受け、それまで以上に仕事もはかどった。

しかし、コミュニケーションより、SNSで 「感じのよさを演出するいびつな道具」 に変わった。
僕はスマホで遊ばないし、きっとやれば楽しいのだろうが、SNSでつながってまで、人と交流を広げたいとは思わず、シンプルな選択が始まる人生の矢先で、幅広い交際を求める必要はなくなる。

だけど、楽しく生きずして生を受けた意味はないため、自分自身が変化にどう対応するべきかを決めていくことが大事で 「大切な人とコミュニケーションをするための道具」 にしたい。

スマホを操作しながら、これほどまで 「習うより慣れろ」 の言葉が合う商品もない。
来月、79歳になる母親も、ガラケーからスマホ、それも 「らくらくホン」 に切り替えて、調子こいてる。

当面のライバルは 「おかん」 である。
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2020年09月18日

曲がり角

菅内閣が発足し、21名の閣僚が発表された。

その内、50代は9人で、僕と同じ 「55歳」 が、3人任命されている。
年齢については、このあと少し綴りたい。

米国に定年制度がないのは、憲法で 「年齢差別」 につながるからだという。
しかし、日本は雇用の延長、内規で承認されない限り、定年制度は適用される。
するとそれまでの 「知識×経験×気力」 は、否応なしにリセットされてしまう。

そうなると蓄積されたノウハウも失われるため、現行の60歳で会社を辞める理由は効率的ではない。
運用がダメなのは、不適格な人物が役員で残り、権限を乱用して老害の如く、組織を私物化するから、仕組みが悪あがきしていびつになる。
この場合、気力をもって知識と経験を生かして、健全に働くのとは明らかに違う。

菅首相は71歳、麻生副首相は最年長の79歳、他の閣僚は60代がひしめいている。
普通の会社なら、とっくに定年退職している年齢なのに、舵取りをできる能力があり、他人の力も借りる割り切り能力があれば、やめる必要はどこにもないはず。
むしろ、年齢を考えすぎると、成果は遠退くと思えるし、年齢に応じた自信と知恵もある。

おそらく、何かの 「スペシャリスト」 にならないと、定年退職は規定通りに迎える。
55歳は定年退職を見据えた 「曲がり角」 に差し掛かっているため、規定通りにリセットをするもよし、もうひと踏ん張りして行けるところまで挑んでみるのもよし。

僕は組織の肩書も定年もないから、選択肢は愚直に 「コーナーカーブ」 を回るしかないんでさ。
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2020年09月17日

悪戦苦闘

家電量販店で、妻は2台目のスマホに買い替え、僕は初めてのスマホを手にした。

このまま、ガラケーでも不自由はないが、世の流れに詰んだ。
聞き慣れない用語を理解するのが大変で、本来の機能の三分の一も使いこなせれば上等か。

日進月歩の多機能時代。
まるで 「夜道に迷った狸」 になった心境。
妻や知人には 「小学生でも、わかるように説明してケロ」 と申し出、気長に覚えていくつもり。

それでも 「悪戦苦闘」 の最中。 
今はメールなどの返信がなくても、他意あることではないため、当面の連絡は直接電話をしてくれ。

「シンプルな世界」 で暮らしたい。
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2020年09月16日

Cowboy

連日 固い話を綴っていたので、ちょっと話題を変えて。

先週、酒類のバイヤーである、お客さんの話によれば、コロナ禍でカシスやカンパリなどのリキュール、ジンやラムのスピリッツの売れ行きが好調だとか。
実感は薄いが、リカーショップのコーナーには、ベビーボトル (少量サイズ) の扱いも増えている。

家にいる夜が長いため、自宅でカクテルとシャレこみたいのだろうが、一過性の購買であろう。
シェーカーやメジャーを揃える人もいるようだが、悪いことは言わないから、やめておいた方がいい。
彼女を部屋に招き 「俺のカクテル」 と称して、手首をくねくねとさせるのだろうが、そんなにうまくできる代物ではないよ。

二か月もたてば、もういい加減に飽きて、用具はほこりをかぶり、リキュールの口元は甘味料で羽虫を部屋に呼び込むのがオチだし、リキュールやスピリッツを棚に飾るだけの自己満足で終わる。
作るのに興味があるなら、テクニックも必要だから、客がいなければ、材料と用具で作らせてあげるよ。

僕が自宅でカクテルを作るなら 「 カウボーイ 」
常に冷蔵庫には牛乳があるので、バーボンウイスキーと割るだけ。
ガムシロを加えてもいいし、口当たりをマイルドにしたければ、百円ショップの電動ホイッパーで十分。
仰々しい用具もいらず、夏はアイス、冬はホットで、手軽なナイトキャップになる。
ウイスキーが得意でない人は、ここから口慣らしすればいい。

さすがに自宅用にリキュールは買ったことないが、若いころはスピリッツ、それもジンは常備していた。
冷凍庫で冷やしたジンを氷の入ったグラスに注ぎ、トニックを満たすだけのカンタン 「ジントニック」
風呂上がり、バスタオルを肩にかけたまま、最初はチビチビ、最後はキュッとね。

家であれこれと揃えるのも限界があり、できる範囲で楽しむのがベターだが、ジンは冷やしておくべし。
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2020年09月15日

石破潰し

新総裁は 「菅 義偉」 に決定した。
地味な表情に心細さを感じるが、人は見た目ではないからね。

コロナ禍における、政治の空白は許されないため、今は変化よりも前安倍政権の継承を優先したのは妥当かと思える。
本当の意味では、任期満了となる来年の総選挙だろうが、自民党は相違があっても、最後は一致団結する強みは日本中が認めるところ。

個人的には、与野党は別に 「石破 茂」 に興味がある。
一過去、新潟一区 「石崎 徹」 は石破派の所属だったが、会派を脱退して、無派閥になった途端に、秘書への恫喝問題をおこして、実質上の政治生命を絶たれた。
形勢不利と判断したのか、今回は菅に地方票を投じたから、頑固と優柔不断さが目に余る。

男は権力への執着が高く、その行方には敏感だ。
時の権力者を嗅ぎ分けて、功利計算をして取り入ろうとする。
彼が石破に一票を投じたら 「まだ見所あるな」 と思ったが、自分を認めて面倒を見てくれた人にまで、手のひらを返す態度を示した。

今回、4回目の落選をした、石破は最下位。
「石破潰し」 とも思える票の行方だったが、本流の圧力で石破派は冷や飯を食わされて、派閥が崩壊しなければいいが。

来年の新総裁選挙は、クレバーな候補者、いわゆる隠し球候補も現れるだろうが、5度目の挑戦をしてほしい 「石破茂の胆力」 如何に。
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2020年09月14日

日本国旗

14日 午後 「 Change Leader 」 となる日本。

今回は、党内論理がひしめく、一方的な派閥決定に思われても仕方あるまい。
次期首相候補の面々を見て 「人の上に立つ人間は、どういう人が適任か」 あらためて考える。

リーダーの能力は、全て優秀ではないし、たやすく求めてもいけない。
自分の個性を生かして、脆弱な部分は人を登用して、成果に直結させるのが理想的。
そのための目標を設定し、目標を達成するために、個人や組織に影響力を与えるのがリーダー。
閣僚は、人・モノ・金・情報・時間の共有財産 「国民資源」 を効果的に活用するのがマネジメント。
会社経営とほぼ同じだが、だれに 「日本国旗」 を振ってもらうか、これが 「リーダーシップ」

その上で、理想とするリーダーの条件は、感情の出方が 「わかりやすい人」 がいい。
リーダーになる人は、自分の感情を周囲の人に理解させて、その感情で人を動かすことができる。
ただし、感情は悪用できるから、人の上に立つ条件に 「人柄」 はついて回る。
「何を考えているのか、わからないリーダー」 ほど、周囲を困惑させるリーダーはいないからね。

昼下り、7年8か月ぶりの 「新総裁が誕生」 している。
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2020年09月12日

屁理屈男

近年 法律や契約に違反してなければ、何をしてもいい考えが社会にはびこっている。

数日前、飛行機内でのマスク着用をめぐる騒動も似たようなことだが、何かあると 「義務」 か 「任意」 「告知してない」 など、スムースに流れている、公共の場で手間をとらせる。
表向きは法律違反でないが、社会の大半は規範や不文律をもとに 「わかりました」 で事なきを得る。

それをいちいち話の腰を折って 「だって」 「じゃあ」 「でも」 「どうして」 と、濁点まみれのわがままが多くなってきたのは、僕の記憶によれば 「逆に」 という言葉が多用されてきた時代にさかのぼる。
社会もその言葉に毒され、批判ばかり探すようになり、それが 「クレーマーの才能」 を生みだした。

それもよく聞いていれば、逆のことでもなく、大した反論でもなく 「濁点を枕詞にしているだけ」 だが、次第に屁理屈が正義となり、被害者意識も増幅され、自我の崩壊した厄介なタイプに変化していく。
本人は 「反対理論で社会を鋭く斬る」 と思っているようだが、矛盾ある 「屁理屈」 はうっとおしい。

これが今回、飛行機を新潟空港に緊急着陸させた、マスク騒ぎの全容だと思うけど。
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2020年09月11日

反面教師

8日 釧路発、関空着の飛行機内で、客がマスクの着用を拒否して、乗客乗務員に威嚇行為をした為、新潟空港に臨時着陸を余儀なくし、機内から追ん出されたとか。

35年前のことだが、古町の坂内小路のラーメン店での出来事を思い出した。
あれはスナックの帰りに、ひとりでラーメンをすすっていたときのこと。
午前0時を回っていたので、コの字型のカウンターには、ほどほど酔った客も多く、同じ並びには、泥酔サラリーマンが犬食いをしながら、何やら店員に大声でクダを巻いて、周囲に迷惑をかけていた。
当時は、よくあることで大して気にせずも、次第に物言いのくどさに、他の客もイラついてきた。
しかし、泥酔サラリーマンは、店内にどういう客と居合わせていたのか、想像力が欠けていたのだ。

背を向けたテーブル席には、某組の組長らしき人物と舎弟らしき二人が、物静かに食事をしていた。
すると一人の舎弟分が立ち上がり、その男の襟首を鷲掴みにすると、無言で入口から叩き出した。
男は一応の抵抗はするも、もう一人の舎弟分も立ち上がったため、ようやく自分が置かれている状況を飲み込めたらしく、すごすごとおとなしく店を後にした。
舎弟分は 「コイツの勘定、コッチにつけといて」 と店員に申し出て、食べ終わると 「ごちそうさん」 とさりげなく勘定を済ませて店を出て行った。

矛盾する立場で、決して 「ほめられた生き方ではない」 が、昔はこれなのだ。
自分たちの街 (縄張り) は、自分たちが監視する、自警団のような役割もあった。

肯定しないが、白黒つけられない灰色さこそ 「反面教師」 で、そんな出来事を思い出した。
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2020年09月10日

Lip Cream

9日 お店に向かうため、身支度をしていた18時。
突然、雷鳴と共に氷まじりの雷雨が降りだし、今夜の営業を憂鬱なものに変えた。

昔は 「雨の日 風の日 訪問日和」 とも言われていた。
天候の悪さが、良縁的な出会いを引き起こし、偶然に居合わせた連帯感が、その夜限りの仲間意識が生まれたりする。
光溢れる街中では、そんな出会いは少なくないが、勝手なストーリーが思い浮かんでしまうもの。

雨降る浅い時間、買い物帰りの主婦が 「食前酒」 を一杯飲みに、扉のカウベルを鳴らした。
主婦とはおそらく、日常の細々な用事を器用にこなしながら、所々に自分の居場所を作るもの。
洗濯をしながら、掃除をしながら、料理を作りながら、10のことを同時に考えて行動できるのが女性。
それでいて 「あっ、もうこんな時間、早く帰って夕食を作らなくちゃ」 と、次の日常場面に移動する。

グラスのフチに残された 「 Lip Cream 」 の跡を洗いながら、理屈と違う感性で 「男も女の生き方をもう少し見習わないとな」 と思った。
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2020年09月08日

暗証番号

深夜 定刻に店を閉めて、自宅マンションの宅配ボックスの暗証番号を打つ。
近年、荷物の受け取りも便利となり、梱包サイズに合わせた扉が、指定の暗証番号で開くシステム。

一日で何度も 「暗証番号」 を押す現代。
解読される危険もあるため、自分で決められる 「四桁」 だけは、知られないような番号を設定するが、しばらく使用してないと忘れてしまう、暗証番号あるある。

最初から、面倒な組み合わせはやめて、生年月日やクルマのナンバーにすればいいが心許ない。
身内の誕生日や記念日、苗字や名前にもじった番号も想定内となる。
ならば 「1192」 作ろう鎌倉幕府  「1600」 関ヶ原の戦いなど、中学で暗記した年号はどうか。

「黒電話世代」 なので、元彼女の電話番号を引用するのもいいが、押すたびに思い出すし、まるで 「脳内ストーカー」 となり、何度も変えていると整理もおぼつかず、ひとりで 「神経衰弱」 する始末。

次第に、それらの番号すらまた忘れ 「あれ、開かねえよ」 と、舌打ちするのが目に見える 😞
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