2020年02月26日

人間教育

2週間ほど前のバラエティー番組で、こんな心理テストがあった。

「過去、一番怒られた人で、思いつく人はだれか」
正しくは 「叱られた人」 だろうが、頭に思い浮かんだ人は、20歳のときの会社上司。
当時、43歳の店長は4年前に亡くなったが、一宿一飯の恩義に晩年まで仁義は重んじた。
孤高な硬派だったので、ずる賢い敵も多かったが、情に厚くて、人に慕われる豪傑だった。

20歳の人生なんて、ルートのない山登りをするようなもの。
「船頭多くして、船は山に登る」  という言葉がある。
そんな上司が多かった中、僕がはぐれないように導き、大切な時期を守ってくれたようでね。

僅か一年だったが 「人間教育」 にも力を注いでもらい、若いささくれがとれた気がした。
「男」 を強調する人で 「おまえの男はこんなものか」 と団塊世代の独特な鼓舞が印象的だった。
社会を舐めていた、僕が初めて 「信頼できる保護者」 を見つけた、どこか父性を感じさせる人。
上司の奥さまとは、今も年賀状のやりとりの中で、あの頃を思い出すことがある。

心理テストの答えは 「今になって、一番自分が感謝している人物」 (人間教育された) だという。

http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/444273752.html ( 上司の死去 )
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする