2020年02月09日

Jazz Talk Vol.99

2月は、客足が鈍る。
待つのも仕事とはいえ、そう長いと好きなアルバムを聴き直すことで、気持ちをまぎらわすこと暫し。

ピアノなら、内省的に心休まる 「エバンス系」 片や ハードにアタックする 「マッコイ系」 もいい。
サックスなら、歌心あふれる 「ロリンズ系」 片や ストイックにブローする 「コルトレーン系」 もいい。

一概に 「これしか聴かない」 ではなく、その日の気分に合った一枚というものがある。
思い出にかられる一枚もあれば、時を忘れさせてくれる一枚もある。
ジャズは夜のムードを象徴するので、夜な夜な己を深めていくように、静かな熱をおびていく音楽。

どっぷりとつかると不粋だし、まるで反応しないのも野暮。
静かに聴く分には、感情をおさえて、いかに美しさを奏でられるか。
そんな、リリカルでイマジネーションの高い演奏を好む。

「福居 良」 のアルバム 「 Scenery 」 (76) という曲が好きだ。
弾き崩していないところが聴きやすく、左手のコードの押さえ方に、シンプルな情感がある。
決して、腕の立つピアニストではないが、心惹かれるのは 「表現」 (センス) なんだよな。

甘美丸出しではなく、極めて告白的なタッチ (音の間) が光る。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月08日

大人の客

「ドライ・マティーニをシェークで」

そう言ったのは、映画 「007シリーズ」 の 「ジェームス・ボンド」 だったかな。
ダンディだけど気どらず、社交のうまさと笑顔のさわやかさに、男の余裕と色気が共存する。

カッコよくお酒をたしなむ姿に、コレといってイメージはないが、客が店の雰囲気を作るのは確かだ。
店を大切にしてくれる態度こそ、老若男女かかわらず 「店からも愛される客」 になる。

思いやりのある客は 「店の雰囲気に貢献できる客」 でありたいと思ってくれているもの。
どこに行っても渡り鳥のように 「常連崩れの客」 は 「ジェームス・ボンド」 にはなれない。

店にふさわしい客と思われれば、顔を忘れられることなく 「大人の客」 だけが、顔の利く場所となる。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月07日

雪は奇跡

6日 今冬、初めてうっすらと雪化粧をした街を見て、どこか気持ちがやすらいだ。

近代的な都市でも、雪の降り方ひとつで、身動きがとれなくなるもの。

街が雪に埋もれてしまうと、交通網が遮断され、経済も寸断し、当然、夜の人通りもなくなる。

こうなると、心模様は情緒的にはなれない。

しかし、もし新潟に雪が降らなくなったら、季節も風情もあったものでない。

何事もあたりまえに考えず、雪が降ることは、奇跡と思わねば。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月06日

ほっけ焼き

先日 本町で買った、身が厚くて引き締まった 「ホッケ焼き」 が食卓に上った。

19歳 大型鮮魚店で 「新巻鮭」 や 「塩干」 を扱っていたので、目利きは少しできる。
仕事内容は仕入れと販売、魚を切り身にしてトレイに盛ったり、全国配送したりね。
朝早かったが、肉体労働は男の仕事って感じはよくも、若きは開眼せず、一年と半年ほどの経験。
魚は食わず嫌いながら 「ホッケ」 「ぎんだら」 など、身をばらしやすい魚には食指が向いた。

数週間前、居酒屋で 「ナマコのポン酢」 を口にした。
ナマコのコリコリした食感が好きだが、この年齢になると硬いものが、てきめんに噛めなくなる。
そうなると食感が損なわれ、噛みごたえのなさが、味わいを半減してしまう。
こうして、次第にやわらかいものを好むようになり、肉中心から魚中心へと食生活が移行しそうだ。

もっと魚からも 「カルシウム」 を補給せねばと、来週は 「シシャモ」 を食いてえなあ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月05日

かつ丼男

5日 朝8時30分 落雷の音で目が覚める。

リビングのソファーへ移動し、朝の情報番組を見ながら睡魔を待つ。
それほど、大きな落雷だった。

朝9時を過ぎると、妻があくびをしながら 「まだ、寝てないの」 とコーヒーカップをテーブルに置く。
これから、母に付き添い、病院で夫の検査結果に立ち会うこと数回目。
年老いた夫婦では、医師の説明を聞くには心許ないので、午前診療のときは妻が付き添っている。
母は典型的な天然だが、最近は痴ほう症も入ってきて、会話に面白みが増してきた。

晩年の趣味は、パチンコとカラオケというんだから、幼き僕が知る母ではなく、人は変わるものだ。
パチンコに勝つと妻をご馳走に誘ってくれるが、留守番役の僕にはいつも 「かつ丼」 持ち帰り大盛り。
ありきたりな家族の記憶の中に、僕の少年時代をイメージしているのかも。
内心 「俺はかつ丼だけの男じゃねえぞ」 としながら、その気持ちをありがたく頂戴している。

夕方 16時20分 吹き荒ぶ雨風の中、妻はタクシーで帰宅。
その手には、母からの差し入れである、袋の中で傾いていた、やっぱり 「政家のかつ丼」 だった。

今はゆっくりと潮が引けるように、母の幸せな余生を見守っているところである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月04日

太巻合戦

3日 節分の主役は、もうすっかりと入れ替わった。

スーパーのチラシ左上には、大きく 「恵方巻き」 の文字が目を引いた。
夕方、どこのスーパーでも、恵方巻きならぬ 「太巻合戦」 の模様。
この日ばかりは売場も拡張され、店長自らの率先垂範で一丸となり、販売に務めるあたり。
チラシは 「絵に描いた餅」 でないから、各スーパーはやる気の見せ所。

日曜に 「海鮮巻き」 を食べたので、月曜は通り過ぎるつもりでいたが、売場の熱気に誘われ、思わず定番商品を2本購入。
具はシンプルに、厚焼き玉子、かんぴょう、きゅうり、ひじき、クルミなどが入った和風巻きで十分。
昔から、手軽に口へ運べる、海苔巻きや助六寿司が好きなのは、体育会系の男飯の名残りかもな。

近年、恵方巻きとバレンタインチョコに押され、すっかりと影をひそめてしまった 「落花生」。
許されるなら、自分に邪気をもたらす鬼を相手に 「コンニャロー」 と豆をぶつけたくなるもの。
豆まきなんて、生易しいものではなく、かなり本気で (笑)

そういいながらも、小さい子どもがいたら、童話 「泣いた赤鬼」 を読み聞かせてあげたいな。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月03日

Black Crow

2日 正午の寝室。

カラスの鳴き声が響いていたので、天気がいいことはわかった。

カラスは鳴き声を使い分けて、集団行動をするといわれている。
それもビルの屋上などで身を守りながら、地上を監視して、時に人を威嚇する。

奴らは昼はもちろん、月明かりや街灯を利用して、エサの在りかを嗅ぎつけ、集団でとどまる。
夕方、西のねぐらに集団で移動するときは、陽動作戦でエサに在りつけたときであろうか。

群れで行動するカラスは威圧的だけど、一羽になると虚勢を張れなくなり、ただ鳴き声を張りあげては、オロオロするだけの臆病な面も持ち合わせている。

命の危険がある自然界に比べ、街を縄張りにするカラスはエサもあり、天敵もいない分のさばる。

さながら、カラスに愛された町 「万代」 である。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月02日

自分の店

僕をよく知る人は、商売っ気のなさを嘆く (笑)

街中で、古い知人と会うと挨拶がてら 「今、何してる」 とたずねられることがある。
その場合、だいたい 「小さな自営業」 と答えるだけで、具体的なことは言わない。
きっとわかってるが、合間を取り持つお約束の問いだし、興味があってのことではない。

10年ほど前のこと。
商業施設の通路で、僕を避けるかのように、白々しい動きで視界から消えた男がいた。
昔の仕事関係者だったが 「まあ、そんなもんだろう」 と気にも留めずに数週間後。
風の便りによれば 「彼は会社をリストラされたらしい」 と場面の理由が氷解した。

サラリーマンを辞めたら、つきあいのあった人たちの意外なもろさを垣間見た。
男は職業を失うと人目を避けるようになり、地位に恋々とした人ほど、頭の切り替えができない。
知り合いに 「今、何してる」 と聞かれて、何もしてない自分が屈辱なんだろう。

そもそも 「失う」 と 「捨てる」 は、根本的に違う。
「捨てた人間」 は、見栄や体裁がないから、道のど真ん中を歩ける。
職業の良しあし、肩書のあるなしでなく 「今の生き方を語れる」 のが、現実的だと思う。

僕は知り合いにも、自分から 「店をやってるから来て」 とは言わない。
それを言うと 「一度はつきあいで行かねば」 と気を重くさせるし、昔から 「今度」 と 「おばけ」 は、出たためしがないように、調子のいい口約束などいらず 「本人の意思」 で十分。
だいたい、バーは万人受けする業態でないから 「来れる」 「来れない」 はっきりするものだ。

生意気を言うようだが 「古巣に仕事をもらいに行く」 ようでは、人は成長しないと思う。
また、知人に営業を仕掛けるようでは、何のために独立したのか、裸一貫の意味も違ってくるだろうし、中途半端な姿勢でいると  「店をささえてくれるお客さん」 に集中できなくなる。
だから、素朴で誠実な人間関係に 「営業臭」 を振りまかないし、つきあいを見直すいい機会にもなる。

組織には組織のやり方もあるが 「会社の常識は社会の非常識」 でもある。
個人は個人で、人を追いかければ逃げるので 「利害関係」 で人を追いかけない。
商売っ気がないといわれるのは 「功利計算のできない男」 に思われているかもね (笑)

「自分の店」 の基準でいえば、自然体でいられる人間関係に重きを置く。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月01日

2020 February

大人の隠れ家   Jazz Bar GIG

February  Infomation

(定休日)  2日 (日) 9日 (日) 16日 (日) 24日 (月/祝)

11日 (火/祝) 23日 (日) 営業いたします。
 
お電話いただければ、お席を確保しますので、お気軽にどうぞ。

住所     新潟市中央区 東大通2−9−5 
電話     025−247−1644
営業時間  19:00 ⇒ 26:00 (平日・祝日) / 27:00 (週末・祝前日)
定休日    日 曜  (連休の場合、連休最終日を振替休日)  
客席数    カウンター10席  ボックス席あり

Cover Charge ¥ 700

スコッチ 6大ウイスキー
アイラ  アイランズ  ローランド  ハイランド  スペイサイド キャンベルタウン

世界 5大ウイスキー 
スコットランド アイルランド アメリカ カナダ 日本

その他、ビール カクテル各種 バーフード 「メニューブック」 ご用意しております。

12周年を前にして

今月22日で、店は 「12周年」 となります。

これもひとえに 「名もなき店」 を居心地にしてくださいました、お客さんや友人に感謝いたします。

また、その場限りでも、これから自然と出会うお客さんであっても、気持ちは格別にうけたまわります。

ありあまる心境の続きは、あらためて執筆させていただきます。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Infomation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする