2020年01月26日

Tsuyoshi Yamamoto  (P)

現在、新潟県出身で、有名なジャズプレイヤーは、フリューゲルホーン奏者 「 TOKU 」 であろう。
ドラマーは充実しており 「鶴谷智生」 「高橋 徹」 「小松伸之」 など、東京での活躍が思い浮かぶ。

そこで、パイオニア的な存在はと聞かれれば、ジャズピアニスト 「山本 剛」 さんをあげる。
89年 作家 「村上 龍」 がMCを務めた、日曜の人気番組 「 Ryu's Bar  気ままにいい夜 」 のテーマソング 「クレオパトラの夢」 を弾いていた人で、あらかた思い浮かぶのでは。

現在の佐渡市で生まれ、今の東区で過ごし、明訓高校を卒業後、単身で東京へ移住。
今も都内を中心に精力的に活動する、御年70歳。
そのタイプ 「玄人ウケする」 ベテランである。

74年 初リーダーアルバム 「ミッドナイト・シュガー」 から 「モントルージャズフェスティバル」 出演。
途中、フュージョンスタイルも経由し、六本木 「ミスティ」 のレギュラーピアニストでもあった。
洗練されたセンスは、新宿ではなく、銀座、六本木が似合うタイプ。
そんな、山本剛さんのピアノは、優雅な大人の時間を伝えてくれた。

こんな記憶がある。
小学5年生の朝、長い髪を後ろに束ねたおじさんが、家で寝息を立てていた。
父に 「あの人、だれ」 と聞くと、新潟ツアーの合間で、家へ泊りに来ていたのが本人だった。
東京と新潟間は 「特急とき」 で、片道4時間を要すため、頻繁には顔を合わせられなかった。
本人の実家は新潟にあれ、夜の仕事なので、その流れで泊まり、父も弟分のように可愛がってた様子。
他にも、東京から旧知のプレイヤーが新潟入りすると、古町で再会しては、そんなノリで家に来ていた。
朝起きると、隣に知らない顔のおっさんが寝ているんだから、そりゃ、子どもは驚くわな (笑)

当時、山本剛さんのアルバムを聴くと、自分も大人になった気分となるが、聴き終るとそれは錯覚であることを思い知らされた、まさに 「クレオパトラの夢」 もどき。
キャリアからして、新潟市出身、ジャズピアノの第一人者 (パイオニア) は 「山本 剛」 さんである。

PS
本人 「エロル・ガーナー」 の影響を受けたというが、アルバムによっては 「ラムゼイ・ルイス」 ばりのファンキーなプレイも随所に魅せた。
81年 アルバム 「 MA  MEMOIRE 」 より、ゴキゲンなナンバー 「 I'm Fine Thank You  」

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする