16日 女優 「沢尻エリカ」 が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。
数々のドラマや映画で可憐な役を演じ、そのわがままぶりも個性として、オブラートに包まれてたほど、芸能界斬っての金の卵だった。
別にファンでもないのでどうでもいいが、警察は早い段階から、マークしていたと思われる。
だいぶ前にも 「マンモスのりピー」 とかいう、好感度の高いアイドルが、渋谷の路上で捕まった。
その入手ルート、舞台となりやすいのが、若者が集う 「クラブ」 という場所。
自身、昔そういう場所に、好むと好まざるにかかわらず 「仕事」 で縁があった。
薬物疑惑の人間は、絶えず落ち着きがなく、感情の起伏も激しく、目が笑ってない。
逆に、売人と思しき連中はそわそわしながら、顔を覚えられたくないから、目を合わせようとしない。
店と怪しき客との攻防戦もあったが、地域と連携した警察の目はごまかせない。
人は楽しむために生きている。
クラブで若さを発散したり、お酒を交わして人と交流したりすることはいいことだ。
明日への活力となり、今まで興味のなかったものにも興味を持てて、楽しみ方も広がる。
それが若さで、紙一重で危険な誘惑も多いが、認識力を高めれば、動揺する必要もない。
そもそも、遊びは粋でなければいけないので、好奇心で手を出すのは、愚の骨頂であってさ。
今回、入手ルートは特定されてないが、こういうことがあると、業界全体が色眼鏡で見られる。
その多くは飲食店関連、業種はバー・クラブなどが密集する、夜の街が舞台になりやすい。
だから、バーという商いは、どんな場所よりも 「安心で安全」 であらねばならない。
バーは、文化である。
キナ臭い話はご法度だし、そういう会話にかぶれている店の雰囲気は、ストレスの温床となる。
夜のやすらぎと娯楽を提供する仕事ほど、自分は番人役に徹してないと、夜の仕事は務まらない。
そういう意味では、当店は客層に恵まれている。
酒という嗜好品で、他人に迷惑をかけることなく、純粋に楽しむルールをわかってもらっている。
バーの敷居は年齢ではなく、内面の敷居で豊かに過ごす 「大人のバー」 であると思っている。