2019年11月02日

Karel Boehlee (P)

「カレル・ボエリー・トリオ」 のアルバム 「 Last Tango in Pari 」 を手にした。

ご存知 「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」 初代ピアニストである。
リーダーアルバムは他にもあるが、インプロヴィゼーションは、幻想的なフレグランスをイメージさせる。

この手のアルバムは一歩間違えると、ただ甘いだけの 「ナルシズムな仕上がり」 も予想される。
そこをベースとドラムがピアノを盛り立てながら、リリカルで澄んだ旋律を太い骨格でメリハリをつけて、静寂な情感を醸し出している印象。
こよなく繊細でありながら、美意識丸出しにならないのは 「サイドメンの力量」 にもよると思われる。

「ピアノトリオは、最小限のオーケストラ」 ともいわれる。
どの編成より、トリオは自由空間が広いため、スキルとインスピレーションによる適応力を要する。
その分、ごまかしはきかないので力量不足だと、アルバムでもライブであれ、物足りなさを感じる。
それほど、トリオは組みやすい反面、求められる期待も高い分 「リスキーな編成」 ともいえるんだ。

最初は 「軟派なピアノ」 と否定されるも、聞き込めば判断を訂正しなきゃいけなくなるだろう。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする