2019年11月07日

日夜灯す

近所のコンビニが 「時短営業」 を試みて、2ヶ月は経とうか。

24時間営業を柱とする 「コンビニ業界の実情」 が、時代の浮き彫りとなっている。
経営は、人 モノ 金を資源にして、地域社会の役割と重要性を担うのが核心となる。

一方、それを担いながら、店では接客や作業、発注に納品、計数管理や人材教育まで行う。
オーナーは経営者であるが、実際は店長でシフトに加わり、率先垂範する主導的な立場となる。
ゆえに、人を効率的に使い、計画 実行 検討 行動 できねば、店長失格の烙印を押される。
報道にもあるように、店長の85%が週休1日以下、24時間態勢の連絡と非常勤を背負いながらも 「日夜灯りを消すことのない店」 で働いている。

FC経営は原則、年中無休、24時間営業、家族経営が契約条件となる。
そのため、一部の優良店を除けば、家庭に切実な事情を抱え込んだり、傍若無人な客によるトラブルが起きたり、これも24時間営業の実状で、人手不足が局面化されたら、一人に深刻な過重労働を招く。

東京在住時、住まいの近くに大手コンビニチェーン店があった。
ある日、夜勤で働くオーナーの奥様が涙ながらに 「こんなはずじゃなかった」 と嗚咽を洩らした。
最初、コンビニ経営に夢を抱いたが、現実的には24時間働き詰めとなり、どこにも行けない、だれとも会えない、家族ともすれ違いになり、盆も正月の団らんもない。
店を休めず、この生活がいつまで続くのか、疲労が不安を呼び、不安が神経を疲弊させる。
奥様は鏡に映した自身の顔に生気がなく、愕然としたとも語った。

なぜ 「見知らぬ客」 である僕に、こんな話を打ち明けたのかわからなかったが、こう解釈した。
26歳、そのコンビニ店を 「独身男の台所」 代わりに、ちょくちょく利用していた。
日々多忙なため、仕事を終えるのが深夜で、コンビニ弁当で食事を済ませることも多かった。
東京と云えど、深夜2時から4時までは客がまばらで、少し気を緩められたのであろう。
僕もいつしか 「深夜に来る一人客」 として認識をされ、接客用語が日常言葉でとり交わすまでとなり、小さな会話を通して、都会のうるおいを感じるようになった。
おたがい 「来るかな」 「居るかな」 そんな気持ちが氷解したものと思われる。

コンビニは一見決まりきった風景に見えても、舞台裏は喜怒哀楽があるもの。
24歳 「オレ、過労死するかも」 と思うほど、仕事をした経験があるので、その苦しみに共感できた。
90年代 CMのキャッチコピー 「24時間、戦えますか」 → 「バカ野郎、働けるわけねえだろう」
だけど一度ぐらい 「死ぬ気で働いてみなよ」 → 「死にゃしないから」 その言葉も実は大事なんだ。

資本主義である以上、利益追求はあたりまえ。
だが、その方法というのが、昔から 「理解に苦しむことばかり」 で、不都合なことほど報じられない。
あの時代、直談判に出向いても山は動かず、毎度、精神訓話される 「組織の習性」 が虚しかった。
30年後、ようやく時代に合った見直しを求める 「対話社会」 が前進しつつある。

今は僕も家族経営と変わらず、人に雇用されないだけで 「自分との契約書」 に基づいている。  
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2019年11月06日

無題雑記 208

6日 午後 3時30分

まだ、青く澄んだ東の空には、ちぎれ雲が静かに流れていた。
西に傾いた日の光が、街全体を金色に照らす。
東西、2つのコントラストの下で、自転車のペダルをこぐ。

午後 4時50分

街に灯りがともり、行き交う人が足早となり、交通量も多くなる。
バス停の列も長くなり、何やらの手荷物を抱える人も目立つ。
暮れきらない上空には、ねぐらに帰ろうとするカラスの群れが、用心深くあたりを見回している。

思えば、僕も 「夜行性のカラス」 のような存在である。
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2019年11月05日

無題雑記 207

前夜 「ラフロイグのソーダー割り」 で休日を仕上げ、深夜2時頃に帰宅。
ソファーで仮眠後、朝のニュースを見てから、ベッドで浅い眠りにおちていく。

起床、午後1時。
早速、シャワーを浴びて、予約した近所の美容室で散髪。
長年、行きつけなので、自分の好みや髪質をわかっており、安心して任せられる。
それこそ 「街と会話」 をするとはこのことで、他愛もない雑談を交わす。

コーヒーショップでくつろぎ、スーパーに買い出しへ。
火曜は特売日なので、普段よりも量が多く、毎回エコバックも4〜5袋になる。
自転車に荷物を積み、リヤカー代わりにして、日暮れの街を押し歩く。
もう、夕方5時前には、自転車のライトも自動点灯している。

キッチンに照明を灯すと、それぞれの支度がはじまる。
いよいよ、秋の深まりを感じる、今日この頃。
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2019年11月04日

眉村小説

3日 SF作家 「眉村 卓」 が、85歳で死去した。

晩年、末期がんを宣告された妻のため 「一日一話」 の短編を書き続け、1778話でペンをおいた。
妻への想いを記した小説 「妻に捧げた1778話」 は、後にベストセラーとなる。
また、本人もがんを患うも、最期までベットの上で、執筆に取り組んでいたという。

70年代の代表作 「なぞの転校生」 はドラマ化されて、80年代 「ねらわれた学園」 は主演 「薬師丸ひろ子」 で映画化された。
他にも 「まぼろしのペンフレンド」 「閉ざされた時間割」 「ねじれた町」 など、学園を舞台に描かれ、切れのある文章で一気に結末に持って行く 「眉村小説」 に夢中になったのは中学2年生の頃。

国語の教科書より、小説を読みふけっていたのは、思春期ならではの戸惑いながら、同級生の女子と気軽に会話した記憶がないんだ。
小説の中では、少年と少女がペアとなり、校内での怪事件を解決していく展開が主となる。
あの頃 「女子と話したい」 願望を持ちながら、心身の変化と性の意識が芽生え、逆に異性を遠ざけ、色気抜きの 「青春のカタルシス」 を小説で散らしていた。

知らず知らずに男子の 「子」 がとれて、「男」 に脱皮する前の年齢。
それこそ、母親離れして、心変わりしていく、思春期の動揺は著しかった。

そんな 「ハートウォーミング」 となった、中学時代の愛読書 「眉村小説」 は、夢中で読んだね。
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2019年11月03日

自由放任

渋谷のハロウィンで、また人に迷惑を及ぼす 「馬鹿頓珍漢」 な、珍獣たちが現れた。

あの街に群がる多くは、便宜上でいえば 「田舎者」 なの。
「都会人」 は、渋谷の路上では、遊ばないよ。

去年、群集心理が暴走し、クルマを転倒させたり、商店を破壊する蛮行が起きた。
あの時、地元の人たちが 「自分たちの街は、自分たちでも守る」 と官民一体で対策に立ち上がった。
だれでも 「何とかしろ」 までは言うが 「自分たちもできることはやる」 本気度を感じた。

荒療治はできないが、せこい騒ぎをおこす連中は、親に甘やかされて育った若者で 「タチの悪いガキ」 ではなく、騒ぎに便乗して 「悪ぶって目立ちたがるガキ」 が占める。
それも、都会の怖さを知らずして、新宿の歌舞伎町で 「わがもの顔」 はできないでしょ。
一昔なら、強面で肝っ玉の据わった 「街の番人」 を怒らせ 「てめえ、この野郎」 口調で、たじたじにされるのが末路であってさ。

暴力的な解決はダメだが、野蛮人の被害を受けるのは、常識を身につけている一般人。
ならば社会的な制裁で蛮行を封じ込め 「思い知らせる」 ことで、更生させる荒療治なら支持できる。

こういう連中が、楽しいはずのイベントをややこしくして 「自由放任は野蛮人」 をつくる見本市となる。
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2019年11月02日

Karel Boehlee (P)

「カレル・ボエリー・トリオ」 のアルバム 「 Last Tango in Pari 」 を手にした。

ご存知 「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」 初代ピアニストである。
リーダーアルバムは他にもあるが、インプロヴィゼーションは、幻想的なフレグランスをイメージさせる。

この手のアルバムは一歩間違えると、ただ甘いだけの 「ナルシズムな仕上がり」 も予想される。
そこをベースとドラムがピアノを盛り立てながら、リリカルで澄んだ旋律を太い骨格でメリハリをつけて、静寂な情感を醸し出している印象。
こよなく繊細でありながら、美意識丸出しにならないのは 「サイドメンの力量」 にもよると思われる。

「ピアノトリオは、最小限のオーケストラ」 ともいわれる。
どの編成より、トリオは自由空間が広いため、スキルとインスピレーションによる適応力を要する。
その分、ごまかしはきかないので力量不足だと、アルバムでもライブであれ、物足りなさを感じる。
それほど、トリオは組みやすい反面、求められる期待も高い分 「リスキーな編成」 ともいえるんだ。

最初は 「軟派なピアノ」 と否定されるも、聞き込めば判断を訂正しなきゃいけなくなるだろう。

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2019年11月01日

2019 November

大人の時間をくつろぐ隠れ家

< 11月 November  Infomation >

(定休日)  4日 (月) 10日 (日) 17日 (日) 24日 (日)

3日 (日祝) 23日 (土祝) 営業いたします。 

お電話いただければ、お席を確保しますので、お気軽にどうぞ。 

住所     新潟市中央区 東大通2−9−5 
電話     025−247−1644
営業時間  19:00 ⇒ 26:00 (平日・祝日) / 27:00 (週末・祝前日)
定休日    日 曜  (連休の場合、連休最終日を振替休日)  
客席数    カウンター10席  ボックス席あり

カバーチャージ  ¥ 700

スコッチ 6大ウイスキー
アイラ  アイランズ  ローランド  ハイランド  スペイサイド キャンベルタウン

世界 5大ウイスキー 
スコットランド アイルランド アメリカ カナダ 日本

その他 「メニューブック」 を、ご用意しております。

消費税10%の対応について

当店 価格に増税分を上乗せすることなく 「内税方式」 で、据え置きさせていただきます。

また、カード決済の手数料も価格に転換することなく、これまで通り 「現金対応」 で、営業を致します。

ただし、仕入れの高騰による諸事情を勘案、社会情勢に著しく変化がともなう場合など、若干の検討もご容赦いただければ幸いです。

これからもどうぞ、お引き立ていただけますようにお願い申し上げます。   店 主

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