2019年10月09日

異性遊戯

年老いた母では、通院は心もとないので、午前の診察は妻に付き添ってもらっている。

「スープの冷めない距離」 で暮らすのも理想だが、老いて子どもに頼る勇気も必要となる。
家族は離散し、それぞれに家庭はあるが、つながりが修復してきたのも、妻のおかげである。
だが 「子どものいない俺たちは、老いたらどうするよ」 とささやき合う。

妻と親しい友人がいる。
その人も子宝に恵まれなかったが、さっぱりとした性格で、なによりも気さくである。
おたがい、今に目を向けて、今できること、今やりたいことを楽しみたいと思うタイプ。
もちろん、やるべきこともあるが、先々の不安にさいなまれるより、焦点は 「今」 に定まっている。

数年前、妻が大病を患い、乗り越えた。
しかも、療養中の空白を埋めてくれたのは、男よりも 「女性の献身」 に心を救われた。
ひたすら走ったころと比べて、今を取り巻く環境は変わったが、そのときになって 「あのとき、こうして、ああしておけばよかった」 と嘆きたくない。

ならば、出来事と対等に渡り合って、前を向いて生きた方が潔くないか。
生きていく上で、切っても切れないのが人間関係だし、純粋な気持ちでつきあっていければ、おたがい最期まで 「自然と寄り添える関係」 になれると思う。
その前提として 「この程度の人生なら、良しとしなきゃな」 と、割りきれる年齢であってさ。

男を着飾った、エセな男つきあいをするより、心休まる 「男らしい女らしさ」 を持つ女性が好きだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする