ピアニストにあたえられた平等な条件は、88の音階をたたき出す白と黒の鍵盤。
世界屈指のジャズピアニスト 「上原ひろみ」
3年ぶりの新潟公演は 「ソロツアー」 となる。
日程的に聴きに行けないが、ソロコンサートは耳慣れしていないとややむずかしい。
一口にソロピアノでも、そのスタイルはさまざま。
左手でベースラインとハーモニーを奏で、右手でメロディーラインを弾く。
基本的なところは一致しているが、自分の好きなスタイルにたどり着くまでが、長い道のりとなる。
僕自身、手もとに残してある、ソロピアノアルバムは限られている。
再聴するのは、テクニカルなだけではなく、イマジネーションが豊かで、リリカルなアルバム。
例えば、ビル・エバンス 「 Alone 」 キース・ジャレット 「 The Melody At Night With You 」
「告白的なアルバム」 が好きだ。
もちろん、ソウルフルで黒っぽいフィーリングも好きだし、クラシックなポピュラーも好きだ。
今、この気分で 「心が欲しがる音」 こそ、自分が求めているソロピアノ。
音楽を記号や符号で聴いていないので、欲するは自分の心境に近い音になる。
彼女の音楽は、爆発的なプレイスタイルにある。
超人的なテクニックはとどまることを知らず、さまざまな挑戦と力強さに多くの人から支持される。
その音楽性、ジャズの枠に収まらず、現在 過去 未来を感じさせる 「夢ある音源」 が詰まっている。
コンサートをより楽しむためにも、あらかじめアルバムを大筋で聴きこんで、出かけるのがいいだろう。
「あなたの感性」 いかに
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/444412586.html ( SPARK )