2019年09月05日

印象土産

コーヒーショップで、時を過ごしていた。

ほどよいサイズの店内では、見慣れた客が点在している。
すると、県外客らしき男性が 「この店の前の通りは、なに通りですか」 と店員さんに聞くも、丁寧に 「わかりません」 との答え。

皆一様、口には出さぬまでも、大枠で 「東大通」 と浮かんだと思うが、ちょっと待てよ。
東大通は、新潟駅から、流作場五差路までの区間で、ここから、萬代橋たもとの交差点は、なに通り。
町名は 「万代」 だが、地元の僕でも、この通りの名称になじみはなく、全てをひっくるめて万代。

そのタイミングで、よく見かける年配の男性客が 「東大通だと思うよ」 それか 「万代町通りかな」 と、助け舟を出しつつ、周囲にも同意を求める。
僕は 「大枠で東大通で通用すると思いますよ」 と添え、隣の若い女性客も 「私もそう思います」 と、見知らぬもの同士、県外客に口添えをしていた。

成り行き上、よく見かける顔ぶれだから、気軽に口添えできるもの。
それに、気のいい年配の前では、小さな会話を通して、できるだけ正直でありたい。
年の功にあぐらをかかず、すっぴんな感じで生きている人は好きだな。
警戒心だらけの現代において、そこに住む人間に魅力があるかどうかで地域の印象も変わり、警戒も過剰すぎると、素顔に魅力を感じないからね。

最後まで、何通りかわからぬも、一人の県外客の問いかけに居合わせた新潟人たちが、良かれと思い口々に応じた姿は、無形ながら 「印象土産」 (新潟の県民性) につながったんじゃないかな。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする