2019年09月02日

自活経験

若いときほど、一度は 「ひとり暮らし」 をしたほうがいい。

男20歳を過ぎれば、少し親もとを離れて、自活することをおすすめする。
当然、事情のある人は別だが、ほとんどは 「家賃が浮く」 「食事がつく」 そんな理由だろう。
また、親もかわいさあまり、同居を求めるらしい。

僕のころ、高校を卒業と同時に、新潟を離れる仲間が多かった。
最初は、親の援助や寮で生活の基盤を作るが、それも期限つき。
そんな仲間を見ながら、ひとり置いてきぼりにされた心境だった。

20歳から、ひとり暮らしをはじめたが、戸惑うことばかり。
高卒の2年間は、親もとの地元で就職して、毎月食費として2万円は入れていたかな。
それ以外は、親任せだったから、細かいことはさっぱりわからない。
金銭的な保証もないまま 「行きゃ、何とかなるだろう」 で、新幹線に飛び乗ったからね。
その門出、布団だけは買って送ってもらい、あとは全てまかない、愛車 「スカイライン」 も売り飛ばし、当面の足しにした。

成人して、いっぱしなことを言っても、頭の中は 「バカトンチンカン」 な、世間知らずの小僧。
セールスにどう対処していいかわからず、妙な宗教の勧誘にあったり、新宿で仲間とぼったくられたり、上野では自衛隊の事務所に連れていかれるは、ノコノコついていく俺も俺だが、初めてのひとり暮らしはストレスのかかることばかり。
いずれ、彼女ができたら、部屋に招きたいと思いつつ、住まいは風呂なし、共同便所の四畳半一間。
家賃1万2千円、ただ寝るだけの部屋に遊びに来るのは、そこいらの野良猫ぐらいでさ。

仕事は9時出社、6時退社の会社だったが、夜の時間を持て余してしまう。
夜のバイトもかけもち、自由を得たようで、自由のない生活でもあった。
年齢とともに、生活環境は変化していくが、そのジリ貧生活が、少しづつ自分を大人に導いたようだ。
ひとりだから、言い難い寂しさで、だれかを求め、だれかのためになりたいと思った、四畳半奮闘記。
若き思い出だが、あの生活には戻りたくない。

その意味で 「ひとり暮らし」 と 「ひとり飲み」 は、世間を知るための 「第一歩」 と思える。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする