2019年06月24日

Time Remembered 2

ジャズピアノの詩人 「ビル・エヴァンス」 の生涯を描いた、ドキュメンタリー映画 「タイム・リメンバード」 を 「シネ・ウインド」 で鑑賞。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/465641704.html ( Time Remembered )

晩年、肝硬変が遠因の病に苦しみながら、病院代わりにステージで演奏を続け 「時間をかけた自殺」 と、ささやかれ、51歳で幕を閉じた、彼の背景に迫る映画。

内向的な繊細さが、高度な音楽欲求をもたらした反面、薬物、借金、離婚、近し者の死が薬物依存へと迷い込ませ、取り残された孤独に 「俺は死ぬべき人間」 と、自覚的に死に追いこんだとしても、不思議ではない。

彼の映画を見てから、音楽を聴くか、彼の音楽を聴いてから、映画を見るかは、それぞれの入り方。
音楽性は、ジャズのビギナーから、マニアまでとりこんでしまう、遠浅と深海の魅力が共存している。

つたない、個人的な感想をつづる。
物語の大筋は良くも、編集が粗く、新たな証言もなく、心許ない記憶を寄せ集め、迫真性には欠けた。
紋切り型といえばそれまでだが、没後40年の今では、あまりにも時間が経ちすぎてしまった。
思いつきでないにせよ、制作と公開には適切なタイミングがあったと思うし、記録映画として貴重だが、これ以上は掘り下げられず、客観性をふまえ、何を思い、どう感じるかは、個人の解釈となる。

映画のタイトル 「 Time Remembered 」 通り 「記憶には時間」 がある。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする