2019年02月03日

老舗閉店

数日前、古町六番町の老舗精肉店が、庶民に惜しまれながらも、60年の営業に幕を閉じた。

近年、老舗の喫茶店、長年地域に親しまれた店が、時代のあおりを受けて、軒並み閉店している。
流行に関係なく、それなりに続いている店は、秘訣があるかと思う。

例えば、万代に若者ウケしそうな業態を狙ったり、駅前に話題になりそうな飲食店を作るのは、そんなに難しいことではない。
それより 「十年後も、そこにあり続けられるか」 というと確率的には疑問だし、流行は泡のようなもの。

そう考えると、何十年も同じ場所で営業を続けられることは、ひとえに造詣の深さでもありえよう。
今の造作技術なら 「昭和レトロ風な飲食店」 を作ろうと思えば、ハリボテでも真似できる。
しかし、何十年も続いている店を真似しようとしたら、やっぱり 「何十年の歴史」 が必要となる。
要するに 「真似できること」 と 「真似できないこと」 があるわけでさ。

こうして、何十年の老舗は、多くの人の琴線に触れて 「商いは飽きない精神」 が宿っていると思う。
だけど、どんなにがんばっても、人間は 「時代の変化と年齢には勝てない」 ことは、自覚せねば。

あることをあたりまえに受け止めず、いつも通る道に店があることは、自分をささえてくれていたりする。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする