2019年01月30日

Jazz Talk Vol.89

国民的アイドル 「嵐の活動休止」 は、とやかく言うまでもなく、円満に熟れた 「大人宣言」 だ。

とかく、活動休止や解散、脱退や交代になると、きな臭い憶測が飛び交うが、そんな様相ないじゃん。
一般的に 「グループ」 の解散には、秘められた理由があるもの。
人間関係に亀裂が生じたり、目指す方向性の違い、もう飽きたまで、離れる理由はさまざまだ。

これが音楽バンドだと 「偽装解散」 というものがある。
聞き慣れないと思うが、ジャンルはジャズでもロックでもいいさ。
例えば、トリオであれば、3人編成は演奏の範囲が広いので、相当数のテクニックを要する。
趣味で演奏するなら、仲よく情にほだされてもいいが、プロを志して、ギャランティーが発生するのなら、全員が 「日進月歩」 してなければならない。

仮の話、ベースがうねるビートを弾けなければ、要求はおろか、グループはいつか頭打ちになる。
そうならないうちに特訓を強いたり、または交代要員を探しておかないと、グループのレベルが上がらぬどころか、行きたいところに行けなくなるのが、過酷なプロの世界。
だが、そう容易く交代できないのは、これまで一緒に演奏してきた情もあるから、首切りを躊躇するのはあたりまえのこと。

そこで、プライドを傷つけず、一度解散の形式をとり、時をあらためて新加入のベースとグループを結成しなおすのが、よくあるパターンだ。
気持ちのいいやり方ではないが、バンドを結成したことのある人なら、苦渋の決断はあるんじゃないか。
ミュージシャンの世界、弱肉強食だから、うまいやつはのどから手が出るほど欲しくなるもの。
スキルの違いが歴然としてくると、どうしてもメンバーを入れ換えたくなってくる。

東京でプロになろうと志した人なら、こんなことはよくあることで、いちいち感傷的になっていられない。
ともあれ、グループと名のつくもの、前進するための 「偽装解散」 もある。
だから解散後、シンパシーを寄せあった、メンバー同士で再結成することはおきやすい。

グループの不可解さは、底が知れない。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする