2018年11月29日

街の三羽烏

11月の飲食店の景況感は、忘新年会に備えて客足は一旦引くもの。
予想通りだが、新潟は決まった時期しか、人が出歩かない評判は頑な。

地元新聞社の元論説委員室長が、今年6月に退職した際、自身の長き記者人生で書きおろした記事をまとめた 「論文集」 を当店に寄贈して頂いた。

選りすぐりの記事から、印象に残ったのが、86年に某ビールメーカーの営業マンに密着取材したルポ。
当時、新潟市の飲食店調査によると 「黒字2割 トントン4割 赤字4割」 の収支データー。
バブル景気がはじまった年だから、翌年からの収支は上向いたと思うが、景況感のいい時代であっても決して 「儲かる商売ではない」 ことがわかる。

私事の過去となる。
翌年、東京資本の会社から、新潟の店長として任された規模がワンフロアー300坪のプールバー。
最高売上、月4千万を記録したときもあったが、2年間の短期決戦で閃光のようにブームを巻き起こし、陰りが見えたら即座に撤退する徹底ぶりは、中央主権の経営手法である。
あれから30年経過したから、具体的なことを語れるが、それほど狂乱で夢溢れる時代だったと思う。
最右翼で任されたのは、学歴とは無縁の世間知らず 「22歳」 の若さ以外、何も取り得はなかった。

街の景況感を手っ取り早く知りたければ、夜の繁華街を歩けば一目瞭然だが、そこは多様化した現代。
ひとつの着目点だけでは、景気判断はつかない。
昔から、街を変えたければ 「若者 よそ者 ばか者」 いわゆる 「三羽烏」 を起用せよと言われる。
年長者は、その意気を感じ、絶えず後継者作りをしていくのが、経済を活性化させるバトンに思えるが、3つのキーワードが機能しているかは疑問であってさ。

来県者の意見を、耳にする機会がある。
「米よし 酒 (食) よし 女よし」
しかし 「こんなに活気ない、政令指定都市もめずらしいよ」 とダメだし。
その前に、地元の人が地元で消費しないと、地元の経済はよくなるはずない。
それらの言葉、新潟の鉛色の空が、そのまま街を覆っているような印象さえある。

冒頭の営業マンの仕事は、地域のシェア拡大、既存店を守るべく販売促進策。
最後に、こうつづられていた  「これはもう、戦争なんです」

個人的なたとえになる。
「いつの時代、街の中に教養があるのだから、大人の男よ、外に出て飲もうぜ」

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2018年11月28日

小春日和

師走まで、あと3日。

27日 朝8時30分に身支度を終え、万代シティ発のバスに揺られた。
吊革につかまり 「小春日和」 に包まれた、川の流れと街並みをながめる。
今冬、暖冬予報ではあるが、自然の気まぐれに翻弄される日もあろう。

今年最後となる、午前中の用事は1時間ほどで済んだ。
午後、3時間ほどの仮眠を有した間、妻は美容室でカットとカラー。
コーヒーショップでは、アイスコーヒーを口にできるほどの陽気である。

たちまち満杯となった、買い物カートは過不足なく、自転車に積み替えた。
私生活と仕事の境界線は18時ころで、開店19時からは 「マスター」 と呼ばれる。
夜の業界用語、名前を 「ちゃんずけ」 で呼ぶ人は、時の趨勢 (すうせい)

突き抜けた、大人の世界を知る人は減ったが、そのDNAを受け継いだ世代が今、止まり木で何を語る。
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2018年11月27日

ポインセチア

クリスマスの飾り花として、親しまれている 「ポインセチア」 をいただいた。

赤と緑のコントラストが、気分に合うシーズンに映え、心へ躍動感をもたらせてくれる。

年に数回、生花を頂戴する機会があり、温かい心遣いに感謝し、不器用な男が手入れを施す。

花言葉 「聖夜」 「幸福を祈る」 献身を意味し、赤色が活力ももたらせてくれる。

今、どこの花屋の店先でも、大小赤白のポインセチアが、冬の街並みを楽しませている。

I wish for your happiness.  ありがとう。
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2018年11月26日

筋肉弛緩

夜型の生活は、ともすれば心身の疲労が抜けにくい。

立ち仕事の上、氷をあつかうので、どうしても体は冷えて硬くなってしまう。
その上、コンクリートにタイルの直貼り、通気口の寒気が足もとを過ぎるので、体温も低くなる。
これも職業上、リスクのひとつ。

急な寒さが募ると、筋違いをしたような、肩こりに悩まされるときがある。
そういうときは、熱いシャワーを患部に浴びせたり、風呂で全身を温めて患部をほぐしたり。
それでダメなら、患部をもんでもらったり、湿布薬を貼って対応すれば、ほどほど完治する。

明らかなのは、野性を自認した肉体も衰え、もうすぐ人生 「54ラウンド」 に入ること。
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2018年11月25日

望郷七色

なにげない道で目にしていた、レインボータワーが姿を消した。

特別な思いはないが、大空に向かって、そびえていた姿は日常の光景だった。

そのあるべきモノが消えたことにより、心に抱く感情は人それぞれであろう。

在京時、帰省する新潟行きの新幹線では、進行方向の左側の座席を好んだ。

減速して駅に近くなるとタワーが見えて、故郷を実感する望郷的な象徴だった。

人はあるものを通し、日常的に自分の存在と重ね合わせている。
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2018年11月24日

青春聖夜

クリスマスイヴまで、あと一か月。

その昔 「イヴの夜に家にいると、暇してそうだから、何か予定を入れたいよね」 と言った女性がいた。
意識するのは、不特定多数の同性相手で、これぞ女同士の意地のはりあいを見た気がした。
そうでなくても、胸騒ぎをおぼえるとか。

イヴは特別らしく、その夜のカップルは本命だという。
こういうと他人事に聞こえるが、イブを意識したことのない男にとって、そういわざるを得ない。
男は基本、照れ屋なので、表向き 「関係ねえ」 ですましてるが、白状すれば半分すねている。

ボク自身、仕事の夜が多かったし、男仲間の都合を優先した。
あるイヴは、売れ残りのケーキを一つ買い、箱の中で崩れた生クリームを人差し指ですくっていたり。
またあるイヴは、新宿の大ガード下の横丁で安酒を食らいながら、街の聖夜にそっぽを向いていたり。

ケータイ機器のない時代。
それでも、電話ボックスに入り、ポケットの小銭を何枚も投入し、罪滅ぼしの電話で許しをこうむる。
お金はないが牧歌的で、仕事や遠距離で会えないながらも、カバンには小さな箱包みを忍ばせてある。

そんな、青春貧乏な時代を通過して、今日のクリスマスがある。
しかし、クリスマスのときだけ、演出的に優しい男はいるが 「ナルシスト」 と 「優しさ」 は違う。
それは、テクニックの部分で、魔法にほだされても、本当の優しさは違うところにあるように思える。

いつしか、クリスマスは人々の頭の中に住みついて、自然な思考さえ左右している。
女性は、クリスマスのためのエスコートを夢見るな。
男性は、クリスマスにウットリと恋する男にはなるな。

自分のためのクリスマスであり、世の雰囲気に踊らされ、喜怒哀楽するなんて、素直すぎるって (笑)

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2018年11月23日

矢沢永吉

何気なくテレビを点けたら、ものまね芸人たちの日常を特集していた。

笑いのどん底に叩き落す、エンターテインメントは素晴らしい。
世にお笑いは欠かせないが、ものまねをされる側は、どう思っているのかな。

大人の対応という WIN WIN で、落としどころをつけているが、過去にひとりだけ 「なめんな」 と、肖像権の侵害で訴えたのが、矢沢永吉。
記憶をたどれば、90年頃、パチンコメーカーが 「本人の承諾なく」 そっくりさんをCMに起用し、矢沢の逆鱗に触れたことがある。

「面子を潰された」 と勝訴したが、裁判費用だけを考えたら、赤字のはず。
それでも 「オレのプライドを侮辱したことが許せなかった」 と判決を振り返る。
世の中、理不尽なことに目をつむったり、その場を迎合で終わらせることもある。
内心、青二才に茶化されて、悔しい思いをしてる人からすれば、氷解したと思う。

そんな 「ふざけんなよ」 で怒り、怒るときはとことん怒る、矢沢の生き方はかっこいい。
現代のネット配信と同じで、本人の許可なく、ウケれば許される風潮に、一矢を報いたようでさ。

羽生結弦のものまね 「羽生ゆずらない」 は爆笑だが、熱烈なおばさまたちは、どうなんだろうね (笑)

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2018年11月22日

Jazz Talk Vol.87

例年通り、お店に 「クリスマスツリー」 をセットした。

クリスマスは 「恋愛情緒」 を高めたくなる。
手編みのセーターを着て、暖炉の温かさに包まれながら、ラブソングを想定するような。

「ホワイトクリスマス」 「ラストクリスマス」 「クリスマス・イズ・ネヴァー」
ジャズなら 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」 「ボディ・アンド・ソウル」 「ラウンド・ミッドナイト」
このあたりの心温まる、ラインナップになろうか。

時節柄、ジャズバラード、ソウルもいいが、あえて、クリスマスに熱量を込めないのもいい。
抜いた感じで、アコースティックサウンド 「ボサノバ風のクールジャズ」 を聴くのも、かっこよくないか。

原曲がいいと、崩しても様になる ・・・  クリスマスを遊ぼう !

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2018年11月21日

歯科治療

診察台で大きく開けた口に、器用な指先が入り、耳元で専門用語が飛び交う。

人生初、一本入れ歯を装着した。
先月、何番とかいう下あごの奥歯を抜歯後、型をとり仕上がった。
これが話に聞いていた、保険適用内のブリッジとかいう代物で、初老の仲間入りした気分である。

野生動物にとって、 歯を失うことは死を意味する。
人間は医療の発達により、多くの治療が可能である。
老いの抵抗をしながらも、きわめて前向きな思考で生きられる。

順番に衰えるという 歯 目 髪  + マラ
目が衰えれば、メガネがあり、現役でいたければ、夢の錠剤もある。
人間はもっと 「楽しむために生きている」 んじゃないか。

頭皮をブラシで血が出るほど、叩きまくることもない。
金玉に冷水をぶっかけて、愚直に男を鍛えることもない。
都市伝説、迷信レベルに振り回されてきた、長年の知恵がある。

美容改善もあれば、進行を遅らせる対処法もあり、年齢との比較もある。
だが 「まだ、おいしいものを食べたい」 「まだ、読書を続けていたい」 「まだ、ときめいていたい」 と、人生のよりどころは大事である。

治療費 (修繕費) をかけても、そのあと楽しまなければ、何のために治療をしたのかわからない。
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2018年11月20日

亥年予約

来年 「亥年の年賀状」 を受けとりに、近場のコンビニへ。

古い風習になりつつあるが、義理は欠かさぬようにしている。

今は喪中の挨拶が届かぬ年もなく、それぞれの別れを経験する年齢で過ごしている。
この気持ちをわかりあえる、ほどほどの距離があるから、人にやさしくなれるもの。
年に一度の慣わしを逃すと、後の胸中にためらいをおこしやすくなるからね。

妻に届く、クリスマスカードを見ていると 「つながりは心」 であることがわかる。
自身、東京時代の交友も長いが、仕事と割りきった関係ほど、後にいい友人になれた。
その敬意が、さびた記憶を呼び起こし、筆不精を後押しする気持ちをあたえてくれる。

新しく、芽吹いた関係も然り。

友人はスーパーで、売ってないから。
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2018年11月19日

黄昏の街

冬枯れ迫る 「黄昏の街」 が好きだ。

西の空に残る茜色を背景に、電柱と電柱に張られた5〜6本の電線の上が黒々していた。
目を凝らすとカラスの編隊で 「五線譜の音符」 を書き換えるようにうごめきだした。

東の空の下は、すでに闇が沈みこんでいた。
「 ANA CROWNE PLAZA 」 ピンクのチャンネルロゴ上に浮かぶ、ホテルと月の競演は好きな画。

南の空には、日ごとに低くなる 、レインボータワーが、万代シティの上に立っている。
人工物と月の競演も、あと数日で見られなくなる。

そんな、三方向の景観を眺めながら、萬代橋を渡り、大畑町 「旧齋藤家別邸庭園」 へ。
大正ロマンただよう、秋限定でライトアップされた紅葉を、開放された主屋からながめる。

そのうち、お腹も空いてきたのでクルマを拾い、街あかりの川面をあとに中華レストランへ。
コップに勢いよく泡を盛り上げてのどを湿らせ、最初に取り分けたのはチンジャオロース。

お腹も心も満たされた、夫婦の小さな祝いごと。
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2018年11月17日

白昼偶然

16日 午前の用事をバスの往復で済ませ、万代シティバスセンター前に到着。

正午だけに、どこのコンビニも列ができており、昼食事情はおちつかないようだ。

会社勤めの頃、中食を抜く日が多かった。
午後の陽気がすこぶると眠くなるので、自ずと食は細くなり、コーヒーとサンドイッチで足りた。
そのぶん、夜はガッツリ食べたし、よく飲んだ。

白昼のオフィス街。
お客さんと出くわすこともあるが、先方はオフィシャルな時間。
会釈にタイミングあれ、先方がおかれている状態を判断するのも、一定のマナーとなる。

中には、人懐こい人もいて、逆に 「マスター、今から買い出しに行くの」 とか、思いがけない方向から、気さくに声をかけられることもある。
そういうとき、白昼久しく、素顔を見たようで、どこか好感を抱くもの。

渋味のある年齢に加え、少年のようなさわやかさのある人は、若者にも勝る劣らぬカッコよさがあるし、不自然な猿芝居は 「子ども性」 に映る。
少年 (青春) と 子ども (ガキ) の違いがあるとしたら、この対応の差じゃないかな。

コンビニで手にしたのは、筋子と海老マヨネーズのおにぎり二つ。

若い男の子が、レジ袋のお弁当がななめにならないよう、バランスをとって歩く姿に可愛さ半分。
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2018年11月16日

無題雑記 149

このところ、不規則な睡眠が続いていたせいか、めずらしく11時間も寝た。
妻に起こされなければ、たぶん日没をむかえていただろう。

買い出しもあったので、早々にシャワーを浴びて、寝覚めのカフェインをとりたく、コーヒーショップへ。
街は秋の装いに変わり、街路樹も黄金色にそまり、秋の風が落葉を掃いていた。

レインボータワーの解体工事が、本格的にはじまった。
日常、目にする光景がなくなるのは儚いが、時の流れを実感するのも情操である。
全ての解体が終わる頃、人で賑わう街灯りの中で、師走を感じるのであろう。

第三木曜日は、ボジョレー解禁日。
ひと頃の賑わいこそないが、定着した雰囲気はうかがえる。
とりわけ、醸造酒はあまり口にしないが、社交上の儀礼は、若き頃の経験が活きていようか。

拉致から41年となった、横田めぐみさんのご両親の様子が、連日伝えられていた。
過去、母の早紀江さんは 「新潟の海は二度と見たくない」 と語っている。
この一言を通して考えを深め、これからも彼女の存在を意識しながら、自分たちは見つめていくだろう。

週末は、お手伝いの女性がお休みなので、ワシ、ひとりでぐぁんばらねば。
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2018年11月15日

歌謡文学

今月、所々で個人的な用事が重なり、朝の早い日が続いている。

そのため、バスやタクシーを利用したので、平地に下りた秋の深まりを車窓から眺める機会も多かった。
今を 「晩秋」 とするか 「初冬」 にするかは、その人の感受性による。

そんな季節の移ろいで、だれもが思いめぐらす曲はあるだろう。
ジャンルに限定せず言えば 「学生街の喫茶店」 で有名なフォークソングの三人グループ 「ガロ」 の 「憶えているかい」 (73年) の歌詞が印象的で、この時期になると頭に響くことがある。

シングル盤 「一枚の楽譜」 のB面曲だが、個人的にA面曲を越えた名曲。
「恋人との別れの曲」 だが、決して 「さびしい」 とは云わず、時の流れで心情を描写している。
その歌詞、短編小説のようだったり、レトロな風景が浮かんできたり、さびしさの情感が伝わるというか。

Aメロ 一部歌詞
「君とあの頃 見た映画、今日はテレビでやっていた」
「あれはそよ風 街に薫る頃さ」

Bメロ 一部歌詞
「雨に降られて 二人して 街のお店に飛びこんだ」
「あれは落葉が 街に舞う頃だよ」

時系列で、人 モノ 自然 の余情が巧みで、真の名曲とは 「文学的」 なんだ。
自身、文学好きな人間ではないが、ストーリー性の歌詞には、味わいというものがある。

遠い、45年前のB面曲なのに、フッと思い浮かぶのが 「シンプルの中にある歌謡文学」 だと思える。

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2018年11月14日

見る後悔

今はSNSを介して、いろんな人とつながりをもてる。

ボタン操作で、気になる人の近況を知ることができるようになった反面、人との接触も極めて選択的になってきたから、異質な人を排除することもできる。
一度、交流の味を覚えるとやめられなくなり、四六時中SNSなくして生きられなくなる。

40代のお客さんと、こんな会話を交わした。
SNSの交流もつかのまで、次第にストレスを浴びるようになったという。
気持ちの移ろいに興味をもったので、好きなように語ってもらい、あとで意見を添えるようにした。

紋切型にいえば、知人の近況を見るたびに、嫉妬心や劣等感にさいなまれ、見て後悔するという。
仲間内の集合写真がアップされていたりすると、自分だけ誘われなかった、孤立感にふさぎこむ。
そこに意図しない人物、馬の合わない人物が写りこんでいたりすると、つきあいが憂鬱になる。
やや高価な調度品、旅行先のスナップ、外食の画像など、自分とは異なる生活をしていることを知ると 「雑味」 が残るとか。

「見なきゃいいじゃん」 と思うが、見なきゃ見ないで、仲間に取り残されそうで不安にいとまがない。
思い余り 「じゃあ、負けじといかに安い食事をしているか、表現者になればいい。例えば半額シールが貼られたお弁当などをとりあげ、こんなに安く手にしましたとアップしたら」 の逆転発想。
冗談半分、抵抗力がないと、人のことが気になる。
それを見るから、悩んだりするのであって、それでも見たいというなら、自分の神経を太くするしかない。

ボクは交流サイトに興味がないから、あれこれ承認を受けてまで、見るも書くもしない。
スマホを持ち歩かないのも、心身を身軽にしておきたいし、大事な人とつながっていればいい。
自身、SNSをするために生きてるわけじゃなく、日常で用事があれば実感でコト足りるし、身近な画像をアップしたり、つながりをアピールしすぎると、意図せぬ 「対人感情」 を受けるようになる。

その範疇を越えてくると、気持ちのいいものではない。
SNSは、ボタンの掛け違いのようなズレが生じやすく、修復できない気持ちが長らく続くもの。
それこそ 「つながり中毒」 みたいなもので、それほど、人のことが気になるんだろうね。

SNSは、人や街、社会までも変えるが、それはいい方にも、悪い方にも変わる。
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2018年11月13日

兄貴目線

クリスマスを見越してか、秋は 「恋愛ドラマ」 が多いようだ。

イベントの多くも 「カップル」 を中心に企画されやすい。
バレンタインデー、ボジョレー解禁日もそうかな。
ちまたでも、パーティーはあるだろう。

クリスマスのためのパートナーを急ごしらいすると、ほとんどあっけなく消滅するもの。
とりあえず、もらうものはもらい、どうせなら旅行の計画まで立て、美味しいものをごちそうしてもらう。
たまにセックスして、気がつけば、おひねりつきの 「パトロン恋愛」 。
本当に好きかわからないけど、独りより居心地はいいから、とりあえずつきあっています状態が続く。
その一方で 「本命を探す」 したたかさ。

そこで一言。
若さを武器にした交際も、いずれ限界が来る。
年齢につれて、体は垂れ下がり、顔にシワやシミができ、やがてだれもが 「おばさん」 となる。
そのとき、人として考えるところは考えておかないと 「ジョーカー」 ばかり、引くことになる。
理屈っぽく言えば、これは男も同じで、外見は永遠でない以上、内面は経験と感性の積み重ねだから、女性である前に 「人として魅力」 があることが、目のつけどころになってくる。

それに対し、あれこれ理想は言っても、そう都合のいい人と出会えない。
出会えぬ間、ジタバタするぐらいなら、その気持ちだけでも整えておきたいし、なにより相手を見る目を養っていたほうがいい。
そういうとき、内心は 「恋をしたい」 と思っていても、一方の自分が 「面倒くさい」 「なんでもいい」 「もうこりごり」 などの言葉がつくようであれば、ホルモンの分泌は終わると思える。

恋愛の中間地点で、やんわりと教えたくなるのが、おじさんのおせっかい。
若いころは、体育会の男飯だったし、恋愛上手でもないのに、女性について自分の言葉で語れるようになったのは、多くの女性を見たからではなく 「自分がどういう人間か」 わかってきたからだろうな。
もちろん、正解はないし、自分を考えられないのに、女性を考えることはできない。

ボクに、妹がいたら 「兄貴目線」 で、弓なりのボールを投げるから、やんわりと受け止めてほしい。
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2018年11月12日

体操しようよ

毎週土曜、朝の人気番組 「佐和子の部屋」 に、66歳の俳優 「草刈正雄」 がゲスト出演していた。

79年 資生堂 「ブラバス」 のCMで、モデルデビューし、新進気鋭の角川映画の二枚目俳優として、代表作に 「復活の日」 「汚れた英雄」 など、一時は 「松田優作」 との二枚看板も誇った。
以降、主な看板映画はないものの、地道な舞台俳優を経て、NHKドラマ 「真田丸」 に続いている。

素顔の魅力は 「ギャップ」 にある。
あれほどの二枚目俳優ならば、さぞかしプライベートはナイトガウンを着て、シャンパングラスのイメージだが、本人は至ってシンプルで、焼酎にメザシが付加価値だと語る。
服や宝飾品もブランドを装うイメージだが、これも本人曰く興味なく、着るものは何でもいいというほど、私生活はものぐさを自称し、公言のかつらも、ありのままでいたいが、周囲に懇願されて渋々だとか。

T P O は、基本として、二枚目なのに気どらない、飾らない無頓着な意外性がイカす。
カッコ悪い男は、見た目や衣食住をアピールしたがるが、カッコイイ男は、人間性の土台が豊かだから、純粋な部分をさらして生きれると思う。

そんな、大人にも子どもにも、三枚目にもなれる、男のギャップこそ、彼の魅力である。
それでありながら 「汚れた英雄」 で見せた、木の実ナナとのベッドシーンのように、いつでも二枚目を演じられる 「セックスアピール」 が女性を魅了する理由だろうね。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/187748037.html (汚れた英雄)

前回、舘ひろし 「終わった人」 同様、草刈正雄 「体操しようよ」 も、鑑賞候補に加えたい。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/459920947.html (終わった人)

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2018年11月11日

日没の街

10日 日没まもなく、妻が電話で母を相手に何やら対応していた。

わが家までお惣菜を届けるため、駅南から歩いてきたが 「日没の街」 に迷いこんでしまったという。
周囲を見渡して、目印になる看板や建物はないかたずねても、気が動転しているようで、要領を得ないやりとりを往復させている。
その会話を耳に、いるだろう場所に目星をつけて、自転車で探しに行くと 「ANAホテル」 前の歩道で電話とお惣菜の袋を持ちながら、オロオロと立ち尽くし、涙ぐむ姿を見つけた。

わかったつもりの道でも、日中と日没では感覚は鈍るし、母といえども後期高齢者。
はせる思いは理解するも、軽度の認知症もあるだろうし、体力の衰えもある迷い道。
だが、足腰はしっかりしてる分、むだに歩き回って転倒でもしないか心配したが、逆に体力のあることを印象づけられ 「先月、入院した母なのか」 と思うほど、気力が体力を作るのは本当のようだ。
自宅でしばらく過ごした後、帰りは明るめのわかりやすい道を選び、新潟駅に通じる道まで見送った。

「憶えている光景」 がある。
幼稚園のころ、公園遊びに夢中となり、日が暮れても帰らない、鉄砲玉のような子どもだった。
そのたび、母は不安と怒りを胸に秘め、公園まで探しに来ては、家に連れ戻すを繰り返していた。

今は逆に、ボクが母を探しに行くんだから、歳月の移ろいは儚いものだ ・・ 
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2018年11月10日

ひとり酒

グラスを傾けるには、秋冬の夜長は絶好のシーズンとなる。

街でひとり飲む酒は、気軽なひとり旅に通じるところがある。
ゆえに 「人恋しさ」 からだ。

「旅は道連れ」 なる言葉がある。
思いがけない出会いがあったり、人を学べることが大きい。

「ひとり酒」 ができれば 「ひとり旅」 もできる。
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2018年11月09日

新潟県民

8日 起床の窓を開けたら、秋の風がサッと入ってきた。

秋晴れだ。
澄みきった空を映した川面を思い浮かべ、出がけのシャワーを浴びた。
買い物のメモと郵便物をポケットに入れ、自転車で夕暮れ迫る街を走る。
ポストの前で、同年代の知人とバッタリ出会った。
顔のたるみと頭の薄毛を冗談めかし 「またな」 で笑ってすれ違える、古くから気のいい男。

新潟県民は 「人見知り県民」 といわれる。
生真面目だが、とっつきにくい。
心を許せば徹底的に仲よくなるが、そうでない人には空々しく、極端に二つの顔があり、気難しい。
郷土愛は強いが、地元の純粋さと解釈し、周囲の空気を読んで、歩調を合わせるのは長けている。
公私では 「照れ屋の目立ちたがり屋」 「無口なおしゃべり」 対極的な気質が共存してるようだ。

新潟県民だから、仕方ないと言えばそれまでだが、政令市の中心でバーを経営してると来県者も多い。
「新潟は縁のない人間とは、関わり合わない縁故社会」 そうならないようにも意識すべきことかな。

同窓会でも、男はすぐ 「敵か味方か」 という具合に、警戒心が解けるまで、肩肘張る傾向がある。
執念深いというか、根に持つというか、過去を過去に置けないというか、なんだろう、カラッとしてない。
その点、女性はその場こっきりの今を楽しめるから、わかりやすく、つきあいやすい。
定説 「新潟は杉と男は育たない」 を考えるほど、女性の強さに行き着くんだ。 

人つきあいは 「通りすがりの挨拶」 のようなもの。
矢沢永吉の代名詞 「 Are You Happy ? 」 こんな一言で成り立っている。
新潟弁に訳せば 「おめ、元気らか」 で通じ合える、わかりやすさ。

最近は 「越後の女」 と会話する方が楽しく、かくしてボクも杉と男は育たない 「新潟県民」 である。
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