2018年07月22日

食の慣わし

「土用丑の日」 にかかった週末。

うなぎ屋が混みあうので、わが家は毎年7月の上旬に伝統を食している。
今年は去年にも増して、値段が高騰しており、一度はやめようかと思ったぐらいだ。

値段も 「うなぎ上り」 と、冗談を言ってられないほど、国民食がかつてない危機にひんしている。
ことさら、安価な大量食材ではないから、数年後は天然記念物として、闇取引されるようになるのかな。

夕方、某スーパーの鮮魚コーナーをながめると、高値のうなぎが広く陳列されていた。
売場に旬の食材や風物詩が広く占められないと、店の沽券にかかわるから、バイヤーも大変だろう。
それでも、安易に値引きはできないし、売れ残れば 「うなぎ丼」 にでも、小分けされるのかな。

どっちにせよ、庶民は手を出しにくく、店も薄利なので、日本の食文化を後世に継承していくためには、大きな曲がり角に来ているように思える。
20年前なら、中国産とはいえ、手ごろな価格で居酒屋でも、一尾食べれたからね。
そんな、中国産ながら、大量消費できていた時代がなつかしい。

ねりものコーナーで 「うな次郎」 という、今話題の安価な 「代替商品」 がずいぶん売れ残っていた。
うなぎの蒲焼は手に取りにくいが、うな次郎にも手を出しにくいのは、日本人は中流意識が強いため、今は微妙な消費者心理が働いていると思える。

つい最近まで、カニやマグロ、お寿司にお肉に至るまで、どこもかしも食べ放題がうたわれていた。
そもそも、これもおかしなことで、酒呑みからすれば 「つまみ」 であり、こういうところでも、資源保護を考えてないわけで 「ウイスキーの原酒不足」 も同じことだよ。

つまり 「飽食の文化」 は終わり、気候変動や生態系に適応して、乱獲や食べ放題なんかも規制して、これからは人間らしい分量で 「食の慣わし」 を考えなくちゃいけないよな。

だって 「うなぎ」 食べたいじゃん。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする