ブログを書くようになり、フッと気がつけば、6月で10年が経過していた。
「東日本大震災」 を機に、書き殴るようになった。
「生きる」 ことへの、根源的な気持ちが揺れ動かされたのかも。
文章を書く意味を考えると、脳の活性化にはつながる。
頭から体験を引き出し、文章で描写することで、記憶の整理に役立つ。
結果、事象を客観的にとらえる。
戯言 寝言 放言 遠吠え 時代錯誤 回想録 失敗談 恥ずかしい限りの駄文の数々。
だが、これがまた10年後には、別角度から見えるので不思議だ。
小説であれ、エッセイであれ、筆者がいる以上、読み手の興味は書き手を想像させる。
ブログで意識すべきは、上手とか下手ではなくて、飾らずに感じたままの胸中を描く。
そのためには、記憶の奥底に封印したことも引っぱりだし、自分と対話しないと書けない。
年齢とともに、経験の引き出しは多くなるが、事実だけで記憶を整理することが大事となる。
生かされている、人生のありがたみを感じながら、好き勝手な 「雑文」 を今日も書き散らかす。
ブログのフォーマットを手引きしてくれた、元新聞記者 「K氏」 (故人) には、哀悼の意を表す。