2018年06月27日

深夜書店

書店に足を運ばない日が続くと、どことなくおちつかなくなる。

東京の青山ブックセンター六本木店が、38年の歴史に幕を閉じた。
眠らぬ街、六本木交差点からほど近い場所にあって、特性は朝5時までの営業にくわえて、多種多様の専門書をあつかい、アート関連の書籍も豊富に揃えていた。
在京時には 「ルネ・マグリットの画集」 「アフリカンアートの図鑑」 を手にした記憶がある。

六本木という土地柄、深夜は芸能人や文化人の顔ぶれも多く、始発待ちを兼ねたいろんなタイプの客が多く出入りしていた。
店をはねたホステス、夜遊びに疲れた男女、非番と思えるタクシードライバー、テレビ局のアシスタントディレクター、夢見るクリエイター、メイクをおとしたモデル風、怪しげに自称する業界人などなど。
それぞれが思い思いの本を手に取り、やや疲れ気味にページをめくっている姿があった。

深夜、光があふれる都会で、周囲を気にすることもなく、静かな環境で知らないだれかと過ごせる空間。
それは、どこか 「都会のオアシス」 のようにも見えた。
ボクはクルマ通勤だったので、始発電車を待つことはなかったが、仕事が午前0時を回ると気分転換に立ち寄りたくなったのが深夜書店。
そのころは交通規制がゆるかったので、路肩にクルマを縦列駐車させて立ち寄ったものだ。

今や本を買う方法は、ネット通販や電子書籍など、多彩に便利となった。
人に強要することではないが、本に能動的なボクの持論は 「本は本屋で買え」
程度はあれ、文化を大事にすることは、そういうことじゃないかな。
それほど書店で過ごす時間は、好奇心を刺激して、精神を安定させてくれる、癒しの場所である。

だから、ボクは本屋に行く。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする