2018年02月20日

現実と葛藤

女子スピードスケート 「小平奈緒」 は多くの辛酸を舐めた分、30歳で才能が覚醒し、31歳で念願の金メダルを獲得した。

競技にもよるが、多くのメダリストは、早ければ10代、圧倒的に20代でメダルを手にする。
30代に入ると、それまで肉体が学習した経験値もふまえて、ハンドリングは上手くなるが、身体能力は辛うじて維持しつつも、ゆるやかに下り坂となる。

下の世代には 「あなたの時代は終わった」 上の世代からは 「若返りをめざす」 を理由に居心地の悪さを感じ、少しずつ見えてくる引退に抵抗するかのように、社会人なら、ここからが苦悩となってくる。
この心理の移り変わり、40〜50代で経験した人も知るし、まさに今、その真っ只中の人もいる。

20〜30代のときは、事あるごとに 「君たちの時代になる」 とささやかれ、年齢が進むにつれて、それまでの貢献や実績とは別に、改革や刷新と称した 「首のすげ替え」 を目論まれてくる。
前言は、次の世代に同じ言葉で繰り返され、胸の奥に夢があっても、次第に孤独を感じるようになる。

年齢の高い選手を応援したくなるのは、下からの追い上げに、負けじと生きようとする姿に共感するし、何と言っても、自分自身へのエールもあるのだろう。
結果だけなら、ゲームでしかないし、プロセスを感じて学びとれるのが、スポーツの醍醐味なんだ。

会社は、スポーツのようにハッキリとわかりやすい世界ではない。

だからこそ、自信につながる拠り所を求めて、人はスポーツを見るのだと思う。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする