2017年12月05日

モノは試し

4日 出がけに雨が降る。

今週は、長雨らしい。

銀行で入金と記帳を済ませ、傘を弾く雨粒の音を耳にしながら、買い物へ。
湿った空気感に、開店の段取りを急かされている気分だった。

夕方6時に店へ着くと、赤色灯を回したパトカーが三台、入口をふさぐようにして止まっていた。
警察官に理由を聞くと、歩行者とクルマの人身事故で、現場検証による求めに応じた。
歩行者が大事に至らなくてよかった。

近年、万代周辺はマンション建設や商業施設の再開発などで、街の事情も大きく変化してきた。
新参者や移住者、流入客も増えて、幹線道路だけではない、生活道路まで交通量が多くなった。

では、街が景気づいたかといえば、それほど実感を持てないのが、ちまたの意見でもある。
これは 「ぬかよろこび」 ではないかと、思わざる得ないが、それでも年末はやってくる。

夜も更けるころ、一見客がひとりでドアを開けた。
40歳前後と思しき男性は、バーは初めてだという。

前から、店の存在は知りながら、店内の様子がわかりにくいため、入る勇気がなかったという。
たどりつくまで、それなりの下調べはあったようだが、お色気を幻想したわけでもなさそうだ。

警戒心からか、入口に近い席に座ったが、他にお客さんもいないので、奥の席へ誘導した。
社会的距離をとりながら、会話は次第におもしろおかしく、経験をもとに心おきなく笑いあえた。

最初は小さな冒険のつもりで、ドアを開けたのだと思う。

「モノは試し」 の精神がないと、自分の居場所は作れない。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする