2017年08月19日

居直り対応

報道には、悪意もひそんでいる。

数日前、寝つけず、朝の情報番組を見ていた。
「このハゲー」 で有名な豊田議員の秘書になった、青森の町議に理由を確かめるべく質問をしていた。

そのインタビューの風潮は、奇特な方向に舵を切りはじめている。

ネット社会の悪影響もあるが、町議へ 「その髪はかつらですか」 とマイクを向ける。
質問の意図は、ハゲと髪をかけたウケ狙いだが、視聴者の疑問と言えば、大義名分はいくらでも立つ。

質問するリポーター然り、それを言わせるプロデューサー、放送倫理を審議する機関など、形式だけの社内監査みたいで、情報番組とはいえ、バラエティーの悪乗りは気持ちのいいモノじゃない。

「また、ステレオタイプのバカが来たよ」 と内心は思っていても、立場上答える側だけは、大人の対応をしなければならないのが、つらいところだと思う。

仮に本当にかつらだとしても 「はい、これはかつらですけど、なにか問題ですか」 あるいは 「それを知って、なにをしたいの」 と逆に突っ込んでいいし、ついでに 「スポンサー契約に問題でませんか」 ダメ出しをしてやればいい。

それを世間では 「ズバッと鋭く切り込む人」 と呼ぶらしいが、お神輿に乗せられているだけのこと。

十数年前、グルメブームというの名の 「グルメリポート」 のときもそうだった。
グルメでない人が、舌なきリポートをして、ネット上 「食べる価値なし」 と平気で投稿していた。
今は、あら探しは恥ずべきことに気づき、言動に抑制がかかったが、また俗物テレビがあおっている。

ボクらは 「食事は黙って、感謝して食べろ」 と言われた世代。
うまい、まずいは、自分の味覚と感性をもとに、自分の中で思ってればいいし、美味い表現上の語彙は大事だが、まずいと文句ばかり言っていたら、周りがイヤな気分になるでしょ。

グルメブーム、ワインブームの頃、情報にすがりつくだけで、市場が幼稚になったと思う。
相手によっては、好きな料理は 「ゆでたまご」 トッピングは 「塩」 と答えて、会話を避けていた。
さっきのインタビューと同じで、時には 「居直る対応」 も必要なんだ。

自分の生活と関係のない質問で、相手を不快にさせるぐらいなら、黙っていた方が利口じゃないか。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする