空梅雨の反動なのか、豪雨に警戒が必要だという。
そんな重い空気が漂っている中、ボクの体もなんとなく重かった。
理由はわかっている。
日曜の夜、気持ちが解き放たれ、酒の量がオーバーしてしまった。
若いころとは違い、昼近くまで酔いが残ることもある。
酒の量は減ったのに、酔いが早くなり、弱くなった自分に抵抗したくなる。
飲む機会が減るのは、出費や時間より、体力と気力によるところも大きくなる。
店の空気がなじんできたころ、東京在住の友人から、お中元が届いた。
早速、お礼の電話を兼ねて近況を交わすと、同い年なので肉体の変化は似てとれる。
彼が言うには、会社の関係者と飲んでも会話が弾まず、何をしゃべってるのか自分でもわからなくなり、朝まで気絶するように眠り、前日の記憶がぶっ飛んでしまうこともあるという (笑)
「ああ、オレだけじゃ、なかったんだ」 と、言い知れない 「安堵感」 に包まれた。