2017年06月04日

1986年→1991年

ネットニュースで、元フジテレビの女性アナウンサーが 「バブル時代は、壊れた大人が一杯いた」 と、いろんな意味にもとれる風刺をしていた。

同世代なので、共感できることもある。
若者は責任だけあてがわれ、下働きばかりさせられていた時代。
ボクなんて、高卒組だったから、典型的な雇用だ。

バブルは、1986年〜1991年ぐらいで、経験した年齢は、21歳〜26歳ほどになる。
好景気で恩恵を受けたのは、今の60歳以上の方が多く、ボクらは好景気であることも、その仕組みすら理解できておらず、命じられた任務を忠実にこなしただけで、大していい思いはしていない。

一方、大卒組の就職戦線は 「売り手市場」 で活気にあふれ、有名企業の門戸も広く、実力は二の次、人数合わせの採用も多かったし、上の人間組織も壊れていたから、下の人間がそまるのも早い。
だから、まともなやつは、組織に準ずるも、どっぷりとはつからなかったし、あるいは早く転職をしたか、自分で独立したか、切り換えは早いように見えた。

バブルがはじけた後、それまでの舵取りとは一変、経費節減、人件費削減、投資の凍結などに加えて  「勝ち組」 「負け組」 だのと、人を肩書や収入などで見分ける 「いやらしい風潮」 が生まれた。
自分の実力ではないのに、金回りを勘違いした人間は、いつの間にか 「威張る人間」 に変わって 「お金と権力に執着する人間」 を作り出し、今では 「老害」 になっている。

それは、単純に善とか悪ではなく、こうして年月が経たないとわからないんだ。
当時 「過労死」 なんて言葉はなかったけど、壊れた組織に骨の髄まで使われ、若者は世間知らずの責任感だけで 「助けてくれ」 とは言えず、命が危うかったのは、ボクだったかも知れない。

なので、時代の称号分けで 「バブル世代」 と言われても、あまりピンとこないし、その意味で、今の 「ゆとり世代」 を一括りに語ることは、心情的にしたくないんだ。
それに、バブルの好景気で浮かれているとき、「オレら若者が底辺を支えた」 という誇りもあった。
 
同時に、結婚の理想相手は 「3高」 (高身長・高収入・高学歴) がもてはやされている中で、高卒のオレたちは、だれもやりたがらなかった 「3K」 (きつい・きたない・きけん) の仕事を黙々とやった。

ハッキリしていたのは 「オレたちは壊れていなかった」 こと。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする