2017年03月19日

晩年劇場

この2年ほどで、お客さんの年齢層が、下に広がってきた。

自身が50代に乗って、感じた心境かもしれないが、駅伝のように年齢のたすきはつながれていく。

ボクらの世代、会社勤めも、あと8年〜15年ほどであろう。
退職金のあるなし、役員で残れるか否か、年金の支給年齢の不安あれど、必ず終わりは来る。
そこに夢を置く人もいれば、得た軍資金で小規模事業をおこす人もいるだろうし、趣味一辺倒に生きる人もいるわけで、制約から解放されたら、一時は計り知れない喜びを得るだろう。

また、その時の気力や体力も影響すると思う。
生き方に正解はないけど、冷静な判断をすれば、強気と無謀は異なるもの。
小規模事業、それも 「ヒマだから、手っ取り早い店でもやるか」 程度で開業すると痛い目に合う。

知り合いに定年退職で元手を得て 「コンセプトバー」 を開業しようとした人がいた。
だが、最後は家族の猛反対にあい、あっけなく断念したケースを知る。
長年の会社勤めを解放をされて、ようやく自由を手にしたのに、また経営で頭を悩ませるようになると、何のために自由を手にしたのか本末転倒だし、今度は他人とじゃなくて、家族を巻き込むことになる。

だからと言って、道楽気分で開業すると、それを生業にしている、地域の店がはた迷惑する。
それをやったから、勇気があるなしではなく、同じことを考えている人はごまんといるわけで、何も特殊なことをやるのではないし、商いなのに飽きる人も多い事実をふまえて、賢明な判断が必要になると思う。

最近、還暦からの生き方について、話が及ぶことも多くなったが、今どうあがいても50代。

先のことはあれこれ考えすぎず、時間の持つ寛容さの中で、気持ちだけでも整理しておきたいね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする