自宅でレコードを引っぱりだして、久し振りに聴いていた。
手持ちのレコードは、保管状態が悪く、盤面が反ってたリ、音飛びが激しかったり、小さいストレスを耳に受けながらも、3枚ほど聴いた。
フッと感じたのは、ジャズはやたらと原曲を崩せばいいんでなく、メロディーをストレートに奏でなくては、ひらめきは生まれないこと。
理路整然とするんじゃなくて、それを奏でることができて、荒野をかけぬけるような 「アドリブ」 ができるんじゃないかって、今さら思わせられた。
昔ほど、生演奏を聴きに行けないけど、いいライブは 「ノリ」 と 「ひらめき」 にある。
意図して、こうしよう、ああしよう、アイデアで考えているうちは、パズルのような演奏で終わる気がする。
今、聴きおこしても、更なる発見があるから、その気になって聴きこめば、ジャズは奥行きの深い音楽であることがわかる。
やっぱり、ジャズに個性がないとつまらない。